内容説明
タイの障害者が、テーラワーダ仏教に伝わる「気づきの瞑想」で得た「体に障害はあっても、心は障害者ではない」という境地と、それに至る修行の道程を紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
16
「悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門 」で、本書の事を知り読んで見た。闘病記とか、障害者の話とか、正直、嫌いなのだ。人間の弱さとか、自分には真似のできない偉大さを見せられたりするから。しかし、本書は違った。著者の明るさが伝わって来るから。そして、それが誰でも手に入るものだから。訳者が巻末に書いているが、誰でも歳とともに、一つ一つできる事が、できなくなっていくのだ。私達も遅かれ早かれ障害者になるのだ。その時になって苦しまないように、私も、今、ここから気づきの瞑想を始めよう。2017/02/11
HIDE
3
瞑想を行う上での参考になるかなと思って読みました。2013/05/05
やまえつ
2
タイの貧しい船上生活の一家から、苦しい中仕送りを貰って大学を卒業し、体育教師になった著者は、水泳のとき飛び込みに失敗して障害を負って車椅子生活になってしまう。悲嘆にくれていた著者だが、仏教の教えとの出会い、良い師との出会いで立ち直っていく。著者が仏教から学んだのが気づきの瞑想だ。それは、「今ここ」の自分の身体や心に気づくこと、苦しむ人から苦しみを見る人へと変わることだという。困難な障害を乗り越え、障害は身体にはあるが心には無いことに気づいた著者の生きざまに感動した。とともに、気づきの瞑想の力の中に、様々な2009/12/10
満天
1
★★★★★ 知人にオススメ頂いた本。素晴らしい内容でした。2018/10/29
Yukiko Mitani
1
友人の誘いで参加した「怒り」についての講演で「手動瞑想」を知り、この本を紹介された。ただただ、「今ここ」の自分をみつめ・気づいていくことが大切。その手段として、「手動瞑想」はとても有効で、初心者の私でも、心穏やかな時間を得ることができるような気がする。「たとえ問題や妨げが起こってきても、苦しむことはない。問題とはただ解決すべきものであり、妨げとはただ立ち向かっていくべきものであるから。」この一文が、とても印象に残った。2014/08/07
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