内容説明
第18回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』の続編! 野良猫虐待事件をフィギュア造形の蘊蓄(うんちく)で解決し、父を喪った少年の心を印刷の蘊蓄で開く。さらに、凶器が消えた奇妙な殺人事件の謎をコスプレの技術で暴く!? 新たな相棒・フィギュア作家の團(だん)と共に、紙鑑定士・渡部がさまざまな事件に挑む。紙の薀蓄が楽しめる全三作の連作短編! ※本書は2022年3月刊行の書籍『紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪 』を文庫化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kanonlicht
73
紙の卸売業者が主人公のミステリ第二弾。前作の情景ジオラマに続き、今作ではフィギュア原型師にアメコミ、はてはコスプレと、オタク趣味のオンパレード。紙にまつわる事件というよりむしろオタク界隈の事件といったほうがしっくりくる。これだけ蘊蓄がてんこ盛りなのにストーリーの邪魔にならず、むしろいいスパイスになっているのはすごいことなんじゃないかと思う。2023/04/17
湯湖
56
土生井に代わり、新ブレーンの團登場。この團がまたとてもいい仕事をするのだが、今作は主人公・渡部もなかなかいい仕事をする。前作に比べると、探偵っぷりも板についた感じだし、紙の蘊蓄も事件(?)解決に一役も二役も買っていた。そして何よりも主人公としての役割を果たしていた。2023/06/20
ハゲおやじ
54
第二弾。渡部の元には 相変わらず本業とは かけ離れた依頼?が舞い込み、渡部自身も嫌いではなく依頼に取り組んで行く。猫を傷つけた粘土の依頼から 新キャラ 團も登場し 前作の土生井も巻き込み 謎の解明に走り回る…って 前作と比べると ほのぼの感はあるものの 緊迫感からの疾走感は低いね。アヴァンタドールで真理子と走っているラストは、早く よりを戻せよ!と言いたくなるなぁ。次作もある様なので 読んでみようかなぁ。2025/12/20
punyon
52
前作に引き続き超オタッキーな紙鑑定士渡部とプロモデラー土生井。そこに今回からフィギュアにコスプレの團が参戦、素材・製法と話は増々オタッキーになってくる。その辺がスッキリとは解かりかねるのに、どこかこそばゆい感じが面白すぎる。おまけに猫の虐待事件だの、母ちゃんに八つ当たりする息子だの、扱う事件がかなり仕様もないのもほのぼのと温かくていい。表題作の『偽りの刃の断罪』は刑事が絡むちゃんとした事件だが、そこに流れる人道的な優しさがまたいい。という訳で、何のかんの言いつつも結構この作家さん、お気に入りなのである😊2023/09/23
papako
43
文章が古くさく感じてしまう。紙だけでは話が進まない。フィギュアとかコスプレが入ってきた。今回そのフィギュアの造形師の團さんが新たに加わったけど、紙の知識ってほとんど関係なかったよね?面白くなかったわけではないけど、もういっかな。2025/04/22
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