内容説明
武士を侮る所存かっ!
森田屋の三津五郎に、徒目付が刀の柄に手を人気役者と作者に殺害予告。
いったい誰が? なぜ?
「若様」ら番外同心の探索に浮かび上がってきた、思いもかけぬ脅迫者の遺恨
子をなさぬまま没したはずの御三郷清水家の初代重好に男子が誕生したが秘かに寺に預けられ拳法を学んで成長した。この事実を“心眼”で知った北町名奉行根岸肥前守は、表向きは出自も定かでなく「若様」と呼ばれて慕われる若者を“番外同心”として手の内に。折しも森田屋の人気役者三津五郎と作者への殺害予告探索の命を受けた番外同心。浮かんできた意外な事実とは──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
21
【図書館】番外同心の続編、どうもテンポ良く進まない。 話は判るのだが、ストーリーがブツ切れである少し進むと江戸言葉の説明が入る、過去の出来事に注釈したりブツブツと切れてしまう。 話を先に進めて説明は後にした方が良いのでは。 第一、この話は若様中心で有る筈が、根岸肥前守の話とか遠山の金四郎とか、ごちゃごちゃ入れ込み過ぎている。 エンターティメントだから一本筋を通した方が判りやすいのでは。自分の知識をひけらかしたいだけに思えてしまう、もっとストーリーを大事にした方が良いと思います。 三作目もこの調子だと・・・2023/04/03