海外文学セレクション<br> 地下図書館の海

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海外文学セレクション
地下図書館の海

  • ISBN:9784488016869

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内容説明

大学院生ザカリーが図書館で出会った、著者名の記されていない本。そこには誰も知るはずのない、彼の少年時代の不思議な体験が記されていた。本の秘密を追う彼は謎の男に導かれて魔法の扉をくぐり、どことも知れない地下に広がる〈星のない海〉の岸辺にある、物語で満ちた迷宮にたどりつく……めくるめく物語の魅力を巡る傑作本格ファンタジー。/解説=川野芽生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

58
いくつもの物語が絡み合っているので、だんだん混乱してしまいました。時間軸も入り乱れているので、物語そのものが分からないと言えば分からなかったです。でもその謎が面白いんですよね。2023/07/14

小太郎

40
本格ファンタジーというので期待して読みました。好きなジャンルなのに中々捗らない(こういう場合?な本が多いです)話は主人公ザカリーが図書館で題名の無い本に出合います、そこには自分の過去が書かれていて彼はその謎を追っていく。と言うような始まり。現代的な味付けがあってサクサク進むのかな思ったら、なんとも物語が錯綜?して迷宮のような世界観は注意深く読まなくちゃいけないし結構疲れました。そのせいかこちらに食い込んで来る物語性は薄まっているようにも思ます、モヤモヤが残る読書感でした。この変な感じが良いのかな?★2.52024/06/06

あたびー

37
大学院でゲームの研究をするザカリーは、図書館で借りた本『甘い悲しみ』に自分の子供の時の体験が書かれているのを見つける。その本に取り憑かれたようになった彼は、本に登場するアイコン〈蜜蜂・鍵・剣〉のネックレスをつけた人物の写真を見つけパーティに潜入し…ザカリーの物語の間に6つの書物の物語が挟まり、私は何度も道を見失った。今もよく分からないのは敵であるコレクターズクラブの意図。詳細で魅力的な様々の描写に目を奪われている間に扉が開いて全く別の世界に放り込まれる。2024/11/29

星落秋風五丈原

35
主人公の前に扉が開いて、物語の主人公がどうやら自分みたいってまんまエンデ『はてしない物語』ですよね。但し、皆さん仰っているように話中話がいっぱいあっていちいちこれは何のメタファーなんだろうと悩みながら読んだので結構難しかった。2023/06/11

tom

27
書名に惹かれて借りて来た。最後まで読んだ。でも、面白かったかと問われたら、?マークを3つ4つも付ける感じか。導入は面白い。主人公が不思議な本を手に入れる。その本には、彼の少年時代の奇妙な経験が書かれていた。その本の裏表紙に載っていた記号と同じものがネット上の女性の写真にあった。ここから物語が始まる。でも、蜂蜜の海とか梟、猫とか・・・、チンプンが続き、私は物語に入れない。疲れるばかり。この本、帯には「ドラゴン賞受賞」とあるけれど、どのくらいの権威のある賞なのかという疑問も。2023/07/01

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