イスラーム改革派と社会統合 - タイ深南部におけるマレー・ナショナリズムの変容

個数:1
紙書籍版価格
¥5,500
  • 電子書籍

イスラーム改革派と社会統合 - タイ深南部におけるマレー・ナショナリズムの変容

  • 著者名:西直美【著】
  • 価格 ¥5,500(本体¥5,000)
  • 慶應義塾大学出版会(2023/03発売)
  • ポイント 50pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784766428582

ファイル: /

内容説明

分離独立運動はジハードなのか?

仏教徒が多数を占めるタイにおいてマレー系イスラーム教徒が多く住む深南部。
複雑な政治的・宗教的状況のなか、「サラフィー主義」とその教育が「マレー・ナショナリズム」の影響力を相対化しているといわれる状況を、フィールドワークをふまえて分析する。

目次

はじめに――イスラームへの回帰は何を変えたのか

第1章 タイ・ムスリムの創造
 1 ケーク(客)としてのムスリム
 2 南部国境県の統治
 3 パタニ・マレーの抵抗運動

第2章 イスラーム伝統派と改革派
 1 ナショナリズムとイスラーム
 2 イスラームにおける伝統と改革
 3 サラフィー主義は過激主義なのか

第3章 イスラームの管理統制とその限界 
 1 タイ王国のイスラーム指導者チュラーラーチャモントリー
 2 イスラーム法の適用とダト・ユティタム
 3 イスラーム知識人による「見解」

第4章 ポーノから学校へ――イスラーム改革派と教育の近代化
 1 イスラーム教育の管理統制
 2 タイ語でイスラームを学ぶ
 3 対立の最前線

第5章 イスラームが生み出す社会の亀裂
 1 タイにおけるイスラーム復興の顕在化
 2 何がビドアとされるのか
 3 伝統儀礼への批判が引き起こす不安感

第6章 イスラーム復興と政治
 1 イスラーム復興の政治的側面
 2 分離独立運動はジハードなのか
 3 政治的主張を回避する方法としてのジハード

おわりに――イスラーム改革派と伝統派の接近?

関連年表
略語・用語解説
あとがき
参考文献リスト
索引