HARTA COMIX 希釈王

著者名：須川佳【著者】

KADOKAWA（2023/02発売）

• ISBN：9784047371743

内容説明

「たかが店でモノ買うだけで、たかが道を渡るだけで、
いちいち人に頭下げなアカンのが普通なん？」

様々な人種が暮らす都市へやって来たノームの女性。
けれど“多様性の街”とは名ばかりで、
信号、道路、店、あらゆるものが優性な人種を基準に設計されていて……。

SNSでは「はるさめごはん」「オイル富」の名で多くの読者に支持された俊英が、優しくも鋭い筆致で“現代”を描き出す。
この世界に存在する差別や偏見を見つめたオムニバス・ストーリー、全280ページ渾身のデビュー連載作！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[おかだん]

漫画は除外のマイルールを破らせる奇作。いにしえのガロ可愛い系（又の名をキモカワ）なんだけど、唯一無二の新鮮な作風。小さな差別やマイノリティの生きづらさ…みたいな紹介されまくりだけど、言われるまで気がつきませんでした。なんといっても署長さんの魅力に心鷲掴み。エルフなのに小さき者に優しくて、自己評価低い。精錬潔白とは程遠いおマヌケ行動も、キレたらやり過ぎ大暴れも激しくチャーミングなのです。続編欲しいー！

2023/03/07

[cube]

★★★☆☆

2024/05/31

[ごまどぽぴ]

とても好き！丁度誰かの独特なユーモアにどっぷり浸かりたかったから良かった。

2023/02/22

[Yukipitasu]

どれも面白かったけど、虐待親の教育により有害な男性性を内面化した、動物虐待クソ野郎視点の話が印象的だったな。すっげー明るい雰囲気で描かれるやばい世界。　増村十七のバクちゃん、岡田索雲のようきなやつら、ツルリンゴスターの君の心に火がついて、ぱらりさんの『ねこにんげん』『ムギとペス』など、マイノリティに寄り添った話でおすすめ。

2025/01/02

[Yuuki]

良い…

2023/12/10