ゆうべの食卓

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紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍

ゆうべの食卓

  • 著者名:角田光代
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • オレンジページ(2023/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865935448

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内容説明

ひとりの、二人の、家族の、ささやかであたたかい11の食卓の記憶
2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。
※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事 写真付録は電子版に掲載しない場合があります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

607
角田さんの食に関する作品を数々読んだ中でも、ベストかもしれぬ。ちなみにエッセイではなく、各家族を食に絡めて綴ったショートショート集。変わっていく家族の形態、それにともなって変わっていく食卓。でもその思い出はみなの記憶に残り続ける。美味しいものを食べたとき、大事なのは誰と食べたか、そんな当たり前のことにも気づかせてくれる。何度も読み返したい作品。2025/01/20

starbro

349
角田 光代は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。最初食に纏わるエッセイかと思いましたが、連作短編集でした。『オレンジページ』掲載ということもあり、気軽に読めるライトな内容、オススメは『私の無敵な妹』です。 自称美食家の私としては、著者のおいしいもの好きの友人の「まずいものなど一度だって食べたくない」という発言には同感です。 https://www.orangepage.net/books/16772023/03/24

のぶ

149
食をテーマにした角田さんの短編集。食に絡めて家族や周辺の人たちとの触れ合いを描いているが、各作品が20ページ程度にまとまっているので、短すぎてそれぞれの物語に出てくる登場人物が異なり分かり難い。心に響いたものは特になかった。更に苦言を呈せば、本書はオレンジページに連載されていたものらしく、ただでさえ短いものが章で三分割されている。それが連載当時の姿だったようだが、集中できない事おびただしい。必要以上にイラストも挿入され一冊にするためにページの水増しをしているような本づくりには共感できない。2023/03/07

美紀ちゃん

140
美味しそう。 同じ登場人物が出てくる3つの短い連作短編集が、11作。 オレンジページという雑誌に連載されたものを書籍化。 どれも美味しそうで納得。 食と食卓の短編集。 素敵な挿絵もたくさん。2023/05/11

Karl Heintz Schneider

138
「オレンジページ」に連載された「ゆうべの食卓」をまとめたのが本書。その時のコラムに載っていたであろうイラストが出てくるので読んでいて楽しい。食べることは生きること。人生になくてはならないものの一つが食卓。人の数だけ家族の数だけ違った食卓がある。著者はそれらを見事に描き分けている。「新しい服を買いたくなったり、ダイエットをしようと思ったら、それは恋の予感、そう思うのは20代。美味しいものを一緒に食べて、おいしいと言い合いたくなったら、それは恋の予感、そう思うのが30代。」女性の皆さん、これってホントですか?2023/05/16

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