内容説明
必ずやってくるお別れのときに、笑っていられるように。介護をする前、される前に知っておきたい認知症の世界。「認知症のケアで大事なことは、症状そのものではなく、その方の人生に耳を傾けること」――ケアをする、ケアをされる。その素晴らしさと尊さ。ベストセラー『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』著者最新刊。涙なくしては読めない、あたたかな実話エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひなぎく ゆうこ
9
話を聞き、人生により添う。2023/05/26
みきぷいぷい〜ん
3
長寿命化と高齢化で認知症はより身近に、そしてより重要な課題となっている。私も優しかった祖父母が罵詈雑言を発する姿を見て戸惑った経験があるし、両親も将来そうなるかもとよく想像する。本書を読んで良かったのは、認知症の症状ではなく「その人の人生に」耳を傾けると本人の思いを理解しやすくなる事や、こちらが「認知症の世界に飛び込む」というアプローチもあると気づけた事。また自分が介助者になる前に「初めての介護を完璧にこなすのは不可能」と知っておく事で肩の力が抜けるかも。読後は筆者の愛が感じられて優しい気持ちになった。2023/04/28
しんすけ
1
母に勧められた本。認知症の人はこうゆう世界の中で生きてるのがよく分かって良かった🙆2023/06/19