内容説明
古生物学研究も、博物館展示も、この世界<オープンワールド>を舞台にした冒険だ!
新種のアンモナイト化石の名づけ親になったり、博物館で展示を作ったり……。時に悩みながらも古生物学研究を一歩ずつ進めていく。センス・オブ・ワンダーあふれる眼差しが胸を打つ冒険的研究エッセイ。
【目次】
【目次】
はじめに
第1章 化石の研究がしたい
第2章 不思議の芽の発見─ 北海道でのフィールドワークと密集産状の謎
第3章 異常巻きアンモナイトの研究
第4章 研究も展示も僕にとっての冒険だ
第5章 アンモナイトをめぐる冒険
エピローグ 冒険の旅は続く
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
9
修士課程、博士課程を目指そうか考えている人には参考になるし、福音になるかもしれない。2023/04/16
ぽけっとももんが
6
アンモナイトの異常巻き、あれは成長過程で何かうまくいかなくてずるずると巻きが解けているのだとばかり思っていましたよ。「新種発見! 見つけて、調べて、名付ける方法」で「エゾセラス・エレガンス」と名付けたのがこの方でした。エレガントな巻きのアンモナイト、いいなぁ。アンモナイトは殻しか残っていないけれども、近縁のいかなどから腕は10本だったと考えられているそうです。いろんなことが少しずつわかり始めている。楽しいなぁ。2023/05/13
。
4
「月まで3キロ」を読んだ時に、アンモナイトに関する短編があったなと思ってなんとなく手に取る。残された化石から生きていた時の姿を想像したり、化石として残らない部分を見つけることを夢みたり、著者のアンモナイトへの愛が溢れている一冊だった。2023/04/15
テッテレこだち
3
アンモナイト好きと、あととくに進路に悩む高校生や大学生、大学院生に読んでほしい本。文系でも得るところあると思う。 数学科から転身して古生物の研究をはじめた筆者の、博士論文作成、博物館での展示の企画について、平易な言葉で述べられている。アンモナイトへの愛もよく伝わってくる。 作中ちょいちょいでてくるポケモンのプレイ体験に触れる表現や、とくにポケモン化石博物館のくだりは、「エルマーの冒険」の訳者・渡辺茂男の有名な言葉を思い出させる。実在しない生き物との冒険が、実在する誰かの新しい冒険を導いている。2023/04/20
takao
2
ふむ2023/04/22




