河出文庫<br> たけくらべ 現代語訳・樋口一葉

個数:1
紙書籍版価格
¥858
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

河出文庫
たけくらべ 現代語訳・樋口一葉

  • ISBN:9784309418858

ファイル: /

内容説明

夭折の天才作家・樋口一葉の名作が、現代語訳で甦る! 「たけくらべ」=松浦理英子、「やみ夜」=藤沢周、「うもれ木」=井辻朱美、「わかれ道」=阿部和重。現代文学を代表する作家たちによる決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

9
★★☆☆☆ 原文読んでも訳分からないだろうなあ、と今まで避けてた本作。現代語訳ということで読んでみたが、伝わった部分が半分と、それでも分かりきらなかった部分が半分という感じ。松浦理英子さん訳の「たけくらべ」は、割と原文の魅力も残しつつ、な文章。原文の魅力も味わえて内容も理解しやすくなっている。とはいえ、やはりこの文章でも難しいっちゃ難しい。ストーリーは理解できたものの、樋口一葉の作品を堪能し切れたかと言えば微妙なところ。久々に読んでいて眠気がきてしまうような読書になってしまった。2022/11/30

本のサナギ

3
どの作品も主要人物たちが魅力的だった。行動であったり、言動であったり、思いや気持ちを向ける様子だったりが小説を引き立たせる。「たけくらべ」ではほとんど句点も改行もなく、滔々と続いていく文章が特徴。だけど読んでいるうちに背景も人物も美登利や信如の心理もスッと入ってくる。他の三作でも、短編なのに十分な読みごたえがある。女性という身であったり、貧困であったりといろんなテーマびついての話を展開している。2022/11/20

由佳

1
どの作品も魅力的で、独特のリズムに慣れてしまえば面白く、没頭して読めた。一冊の中でも訳者が分かれていて、巻末に後書きがあるのも二重に楽しめて良い。思えば昔漫画で読んだきりだったかもしれないが、いつか原文でも読んでみたい。現代語訳は良いきっかけになったと思う。高校生の時、国語の先生が修学旅行先の東京にテンションが上がっていたのが今更ながら分かってきた。東京は江戸以降の歴史が色濃く残っていて面白いと思う。2023/10/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19424311
  • ご注意事項