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内容説明
「あかりちゃーん、ただいま」。大好きな人との再会を描いた涙の感動作
この絵本の主人公は黒白猫のちびた。毎日ゴロゴロ、おだやかな日々を送っています。そんなある日のこと、仲間の猫が「きょうは、年に一度のおうちに帰る日だよ」と、言い出しました。わけがわからず渡された三角の布を頭につけると、ちびたは思い出します。自分はあかりちゃんのうちの猫で、彼女たちとかけがえのない時間をすごし、年老いたある日、死を迎えたことを──。
大切なものとの別れは、だれにとってもつらく悲しいものですが、本書のなかではその先に訪れる穏やかで静かな時間を描いています。現在、学校現場でも重要視されている「デス・エデュケーション(死をとおしてよりよく生きることを考える教育)」にも最適な一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
167
表紙絵に魅かれて読みました。ミヤザーナツ、初読です。 2月に出版するには、内容が季節外れだにゃあ(=^・^=) https://www.jiji.com/jc/article?k=000000635.000018219&g=prt2023/02/10
ぶち
81
黒白ぶちの猫、ちびた。楽しそうに穏やかな日々を送っています。ある日、仲間の猫が「きょうは、年に一度のおうちに帰る日だよ」と、教えてくれました。ちびたは思い出しました。自分はあかりちゃんのうちの猫で、年老いて死を迎えたことを。「ただいま」とあかりちゃんに言うシーンは、再会した喜びに満ちていて、胸がジーンとなりました。大切な家族だったあの子たちも虹の橋の向こうでこんなふうに楽しく穏やかに過ごしているのかと思うと、とても幸せな気持ちになりました。お盆の時だけじゃなく、いつでも好きな時に帰ってきていいいんだよ。2024/03/04
たまきら
48
ネコで学べる仏教のおしえ。自分は無宗教の家で育ったのでごく最近までやったことがなかったんですが、グリーフケアの一環としてこういう本を手に取るのはいいんじゃないのかな。2023/04/14
ワッピー
35
読み友さんの感想から。毎日幸せに愉しく過ごしていたねこのちびた。ある日、「いえにかえる」ために連れてこられ、小さな布を頭に巻くと思い出される昔のこと。バスに乗って戻っていくと、懐かしい人がいて・・・。こういう不意打ちには涙が出てしまいます。「また来年も会いに来るよ」の優しさ。普段は忘れていても、たまに懐かしい家族のことを思い出すと、その断絶の絶対性に、そして一方でまた会えるという根拠のない安堵感を共々感じます。かつて一緒に過ごしてくれた小さい家族たちに感謝。2024/03/10
みこ氏
28
職場で読み聞かせの担当となったので読む。号泣してしまった。いまいるわんこ、クーニャンさんの前のパクチーさんは帰ってきてくれているのだろうか2023/07/16