内容説明
お寺から気持ちが離れていくのはなぜか?
葬儀や四十九日の法要、その後の法事を含め
「付け届け」しか接点がないお寺との付き合いはストレスなだけ。
お墓から骨壺を引き上げて、
散骨などの新しい供養のカタチを模索する人が増えています。
しかし、その方法を知らないと、お寺によっては、
墓じまいに法外な金額を要求して、「バチが当たる」と言い出す始末……
今こそ考えよう、幸福な「死後」のこと!
●戒名料、付け届け、離檀料…お寺に言われるままの金額を払いますか?
●永代供養といってもせいぜい30年程度。でもその前にお寺が消滅したら?
●「人質」ならぬ「骨質」!骨壺引き上げに「一体〇十万円」要求されたら?
●散骨に反対する親族がいても、故人の遺志を守って海洋散骨できますか?
●まるでキャンプ!? 話題の〈グランピングセレモニー〉を知っていますか?
「この仕事をしていると、改めて考えさせられます。
お寺やお墓は何のためにあるのでしょうか?
私の疑問であると同時に、
寺院や僧侶の立ち居振る舞いに違和感を抱いて、
墓じまいを決断された多くの方々の疑問であり、
憤りであると思います」
――著者
「子どもたちに迷惑をかけるのは嫌」
「故郷にはもう誰もいない」「撤去して散骨したい」
……悩める家族の心に寄り添い、悪徳僧侶と闘い続ける
海洋散骨のトップランナーだからここまで書けた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわっち
19
流し読み。著者が、墓売りからの転向に驚いてしまった。自分が絡む葬式から長い年月が経ち、状況が変わったのを感じる。お寺も代々住職の家族が寺を継ぐようになってお金に執着するようにも読んで感じた。世相もお金を大切にすることにより宗教もお金を大切するようになり、心のよりどころである宗教から離れるために寺からお墓を離そうという動きが動いて生まれているように思った。伝統的なものも価値観が大きく変わる認識を強く持つ必要性を感じた。2024/02/23
sazen
7
仕事柄、お寺さんと敵対する立場の方が書いているとはいえ、すごい罵詈雑言。確かに、立場の強い檀家の言いなりになって死者への冒涜としか思えないような所業をする寺を、私も知っているけれど。プロとしての知識の提供4割、寺の悪口6割といったところ。墓の撤去にかかる見積もりの見方、散骨の段取りなどはよく分かる本。この類の情報を仕入れるには、広い視点で情報源にアプローチしないと失敗を招きそう。2023/12/20
オカピー
4
4年前に母が亡くなり、今年2月に父も他界し、父の葬儀や相続、誰も住まなくなった実家の解体、土地の売却とあわただしく過ぎていった一年でした。実家が岡山県で墓も実家近くにあるが、今自分が住んでいるのが神奈川県。今後、自分が高齢になっても、実家の墓参りに帰るのが難しくなると思い、墓じまいを考えています。そのための、参考にと読んだ本です。著者は海洋散骨を中心に事業をしている方で、大変わかりやすい説明と、実際の事例に基づきながら、解説してくれて分かりやすかったです。 2022/12/10
こたちゅう
3
墓じまいはまだ先なのだけれど、実家の墓は自分が最後の墓守になるので、以前から気になっていて読んだ。多くの事例をもとに書かれていて、具体的にイメージしやすかった。業者の方が書かれていて、必ずしも中立的に書かれていないのかもしれないが、具体性のある内容で参考になった。2022年現時点でのお墓事情、葬式事情が分かってよい。文章もわかりやすい。墓じまいに興味のある人にはお薦め。2022/12/30
mako
2
墓じまいにまつわり、そんなひどい住職がいるなんて…一般社会で揉まれず、自分の考えこそが正しいと思っている人の恐ろしいことよ。2023/09/18
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