内容説明
博物図譜の名品を選び抜き、植物に関する伝承や信仰、発見・栽培史を解説した、他に類を見ない画期的な「花の図鑑」新装版1巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめ
15
多肉も少し載っていたので手に取った本。セダムの絵が何のセダムか判別できなかったり、名前が少しずつちがったりと残念だが、センペルがクモノスバンダイソウという名前で紹介されているなど興味深い一冊。2018/05/06
才谷
0
描かれた花の絵がいずれも美しい。牡丹の花は東洋の画家が描いてこそ牡丹らしく見え、西洋人画家の描いた牡丹はどこかしらバラの花に見えてしまうというのも頷けた。2018/05/02
kaz
0
花を博物学的観点から紹介したもので、写真ではなく、いずれも何らかの図版から持ってきたもの。総じて色がきつ過ぎて、実物のイメージと少し異なる。冒頭の「わたしたちをとりかこむ自然は、もはや野生ではなく、人工の自然だといってよい」というのは、なるほどとうなずかされたが、博物学への興味が薄い身としては、本そのものへの関心は高まらなかった。2018/03/21