ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ウィンディ・ストリート

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ウィンディ・ストリート

  • 著者名:サラパレツキー【著】/山本やよい【訳】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 早川書房(2023/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150753696

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内容説明

二度と戻らないと誓った故郷サウス・シカゴにヴィクが足を踏み入れたのは、不治の病を得た恩師に替わり、母校の女子バスケット部の臨時コーチを務めるためだった。不況にあえぐ町の窮乏ぶりに心が痛む。やがてヴィクは生徒の母親が勤める町工場への嫌がらせ行為の調査を始めたことから、弱者を搾取する巨大企業と対決することに。頼まれれば嫌とは言えず、危険も厭わず体を張る、V・I・ウォーショースキーの胸のすく活躍!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masa

12
読了。なんか久々に無条件で面白かった。きっとV・Iのボロボロさがちょうど良かったのだと思う(それでもボロボロすぎたけど)。脇役がうまく話を進めてくれた感じ。V・Iがコーチを務めるっていうのも良かったなぁ。最後は結局どうなった? が少し読み解けなかったのだけど、うん、面白かったです。コンラッドもコントレーラスもV・Iも、やっぱり歳を重ねているんですねぇ。みんな人間っぽくて、本当に大好きです。2020/02/13

魔魔男爵

6
名文引用:V・I・ウォーショースキー「わたしは現代の女、フェミニスト、男の愛を得るためにほかの女と争うなんてことはしない」:VIWシリーズ12作目。江原由美子の『フェミニズムの名著50』でも紹介されている、21世紀最高のジェンダーミステリ。本格推理としては殺人事件はメインではないので、パズラーとしてはやや弱いが、大企業の陰謀から貧乏人を守る為、泥だらけ血まみれになって無償(語られないエピソードで金は稼いでいる)で奮闘するミズW(長い名なので親しい人はイニシャルで呼び、新しい知人は名前を間違いまくる)が、と2017/06/11

がぁ

3
たくさんのヒントを出してぐるっと回り道もしたのに、いざ箱を開けてみれば大した獲物でもなかった、という感じか。最後のロティの言葉には説得力がある。その金言には些か蛇足ながら、人は誰かに自らを証明する必要はないんじゃないかとヴィクを見ていて(見ていないけどw)思う。何ができる、こんな成果をあげた、死力を尽くしてがんばったと他の人に評価してもらうために生きているわけではない。ヴィクのストーリーに危惧を感じるのはそんなところだ。2011/11/09

じょじょ

2
無宗教だし そもそも馴染みも興味もないから心理や行動に共感出来なかった。それを差し引いてもそろそろ飽きてきたかも??2018/10/16

at-hiko

1
こんどは学校教育問題が絡む。ブッシュ大統領の下で作られた「落ちこぼれゼロ法」。失敗だったともっぱらの評判だが、この小説の中でも子ども達にしわ寄せが生じている。我が国の教育基本条例はダイジョーブ?ということはさておき、VIの生真面目さが良く表れている作品。2012/05/20

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