内容説明
「日本国憲法」と聞いて、みなさんは何をイメージしますか?
「よく耳にはする。だけれど、詳しく知る機会がないまま大人になってしまった」
「学生時代を振り返っても、授業できちんと学んだ記憶がない」
「大切だとは思うけれど、個々の人生にどのように関わっているものなのか、真剣に考えたことはない」
そんな風に感じる人が多いのではないでしょうか?
一方で、日々のニュースなどでは、憲法に関連する報道が度々話題になります。
例えば、「憲法9条」「改憲の是非」「天皇制」「個人の尊重」「人権侵害」「勤労・納税・教育の義務」などなど。枚挙にいとまがありません。
ロシアによるウクライナ侵攻で、国内での「改憲論」が再過熱している今、改めて、大人の教養として最低限知っておきたい憲法について、学び直してみませんか?
本書は、教養人として名高い齋藤孝先生が、誰もが理解できるように憲法についてやさしくかみ砕いて解説した1冊となっています。
日本国憲法の原文と、それを平易に言い換えた現代語訳つき!
私たちの当たり前を守り、生き方・人生・世界のあり方について考えるヒントをくれる羅針盤――そんな存在である「憲法」を学ぶ教室が今、開講します。
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
42
20歳の自分に伝えたいシリーズ、外しませんね。以下メモ。大きく変わった日本国憲法だが、条文の並びは大日本帝国憲法を踏襲。決して押し付けではなく、国会を通し大多数の賛成による承認を経て成立した。民主主義国家としてはスタンダードな内容。長い時間かけ、市民が権力者と闘い、勝ち取ってきた歴史の上に成立している。民主化にぴったりハマった天皇のシンボル化。色々な自由の束、それが基本的人権。憲法には権利のことばかり書いてあり、義務は3つだけ、それを怠るなら権利も認められなくて仕方ない?国民主権を一番担保している国会。2025/08/02
けーぴる
0
憲法への導入編として、ポイントを分かりやすくまとめられていて、理解しやすかった。テクノロジーや取り巻く環境の急速な変化に対応するためには、憲法の見直しは必要になってくると思う。☆3.52024/04/14
kokoko
0
本書では、差別を透明化し、差別的な見解の擁護を長々と行う、というパターンが散見される。例えば、日本国憲法が同性婚を妨げていないという定説は一文のみ。その後一節を割き、憲法改正による同性婚明文化を説明する。中立を装いつつ憲法改正をプロパガンダする意図からこのような記述になるのだろう。今すぐ法改正を行い差別を是正することが可能なのにも関わらず、極めてコストの高い憲法改正を求め放置するのは、それ自体差別だ。著者の経歴からも憲法に関する専門性は伺えない。教育者を名乗り、大学生向けの題名にも関わらず、不誠実だ。2023/04/14
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