論理の方法―社会科学のためのモデル

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論理の方法―社会科学のためのモデル

  • 著者名:小室直樹【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 東洋経済新報社(2023/02発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492222300

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内容説明

激変する世界情勢の中、欧米・アジアに伍していくためには、論理の理解が不可欠だ。これなくして、新時代は戦えない。著者渾身の「新・学問のすすめ」。

目次

はじがき
序章 社会には法則がある──ソヴィエト帝国は何故崩壊したのか
第1章 近代国家の原理と古典派経済学モデル
第2章 ケインズ経済学モデル
第3章 マクス・ヴェーバーにみる宗教モデル
第4章 マクス・ヴェーバーにみる資本主義の精神
第5章 丸山真男の日本政治モデル
第6章 平泉澄の日本歴史モデル

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

37
合理、論理という言葉がある。しかしこれらをどう定義し使えばいいのかは長いあいだの疑問だった。が、本書を読んでスッキリした。合理とは因果律=理性によって思考し、こうであるならばこうなるという思考法。論理とは物事の本質だけを抜きだし、余計なものを排除してAとBとCの相関関係はこうなっているというモデルを作って説明するものである、と。無論、合理と論理は切り離せるわけではない。論理からこのような合理的思考ができ、また予想が可能だという風な関係にあるといえる。つまり、合理的思考の土台が論理であるということになろう。2019/11/02

りょうみや

16
著者の本4冊目。著者の言いたいことはどれも同じで、論理とモデル・理論の重要性をまず説いて、それは本質のみを抽出しあとは削ぎ落とすこと、それが日本人の思考には決定的に欠けていて、それは宗教観の歴史に由来することを言っている。内容は多少は違えど読んだ印象はどれも同じで本書は摘み読み。2018/12/18

sayan

11
モデルとは何ぞや、という議論を進めるなかで、個人的に興味のある哲学者や概念が出てきて非常に刺激的。もちろん冒頭部分のホッブズ・ロック・ベンサムの話に加えて、経済学に関するモデルの議論は、疎外にも触れてあり面白かった。が、ウェーバー部分は、ちょっと個人的にはおなか一杯になってしまった。ウェーバーに関しては、大塚久雄の書籍のほうが説明は分かりやすかったと記憶している。日本人に関する議論で、丸山眞男に関する分析は新鮮だ。また日を少し空けて読み直して見たいと思う。2017/01/17

九曜紋

9
再読本。2003年刊。論理を使いこなすためにはモデルを駆使すること。モデルとは本質的なものだけを強調して抜き出し、あとは捨て去る作業。つまり、「抽象」と「捨象」。そしてモデルとは仮説である。これが本書を貫く基本原理。旧ソ連はマルクス主義をモデルではなく、教義として奉ったために崩壊した。このような例をあげながら経済学、宗教等を「モデル」理論で解きほぐしていく。難解でやや論旨の展開が散漫に思えるが、なんとか読了した。2020/08/18

ゆうきなかもと

9
再読 はしがきにこうある。 《論理を自由自在に使いこなすのにはどうしたらよいか。その秘訣はモデルを自分自身で作ってみることです。モデルは論理の結晶だからです。<省略>モデルとは本質的なものだけを強調して抜き出し、あとは棄て去る作業です。「抽象」と「捨象」と言います。<省略>「モデルとは仮説である」ことが本当にわかればいくつでも自由に抜き出して並べることができます。》 あらゆる理論やイデオロギー、思想、世界観もモデルに過ぎないが、それが、歴史的現実に大きく影響することがあることが改めてわかった。2016/07/02

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