内容説明
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旧ユーゴスラヴィア(現セルビア)に生まれ、子供の頃から実際に書き換えられる国境や境界線を目の当たりにしてきた生粋の境界マニアによる、複雑で普通ではない、人間が引いた国境・境界を集めた世界地図集。飛地や複雑な境界線の見せ方に工夫を凝らしたカラー主題図と、簡にして要を得た解説で、世界各地約50か所の国境や境界を紹介。地理学・地図学はもちろん、現代の世界を知るうえで有益な知識や視点に満ちた異色の地図集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
eche
16
他の方も書かれてる通り、試みや解説はとても面白いし興味深い内容だが、いかんせん見にくいかな…。その国の位置なども分かるように、拡大した地図も近くに載せていただけるとより分かりやすい(私自身も世界のことを学ばなければいけないのだが)。U.K.やU.S.A.、ロシアなどのよく見知った国の位置などは分かりやすかったし、国境の意味が分かって面白かった。2023/07/24
ドラマチックガス
14
お手洗い本。数ヶ月かけて読み進め読了。タイトルの通り、変な国境線や統治体系が複雑すぎる地域の紹介。極めて面白い。へぇ~と思った地域をすぐにグーグルマップやウィキペディアなどで追調査できるのも、つくづく良い時代になったものです。一点、いくつかある、モノクロっぽい全面写真の上に文章が書かれているページは極めて読みにくく、また写真もわからない。これだけは、どうにかしてほしかった。2023/04/17
センケイ (線形)
13
ふらっと寄った良い本屋さんで購入。市の境界を調べるだけでも真二つに割れた市などが大変おもしろいのだけど、国境となるとさらに事情が複雑であったり、混迷を極めていたりしている。本国の最寄りの市まで他国をまたいで移動せざるを得ない大変さとはいかなるものか。あるいは日付変更線をまたいで「昨日」を見たり、大晦日を 1 時間おきに 2 回祝う市。地理の不思議、あるいは国際関係に関心のあるかたならきっと楽しめる本に違いない。2024/09/23
Jessica
7
ユーゴスラビアに生まれた著者が、幼少から紛争と政争に巻き込まれる環境で育ち、世界の国境や政治地理学への関心を高め本書の執筆に至ったとのこと。 そのエピローグが面白くてつい手に取りました。 国境はこの星の顔の傷 Las fronteras dividen, solo crean cicatrices (We rise again) 昨今のガザを見ていると上記の引用が特に心に響くようです。2023/10/24
ののまる
6
日本に住んでいると、なかなかわからない感覚だけど「飛地」の存在とか知ることで固定観念が崩される気持ち。2024/01/03
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