思考機械 完全版〈第1巻〉

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思考機械 完全版〈第1巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 536p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861827549
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

バロネス・オルツィの「隅の老人」、オースティン・フリーマンの「ソーンダイク博士」と並ぶ、あまりにも有名な“シャーロック・ホームズのライバル”。本邦初訳16篇、単行本初収録6篇! 初出紙誌の挿絵120点超を収録! 著者生前の単行本未収録作品は、すべて初出紙誌から翻訳! 初出紙誌と単行本の異同も詳細に記録!
シリーズ50篇を全二巻に完全収録!
詳細な訳者解説付。

 隅の老人シリーズは、一作を除いて全作品が単行本に収録されているのに比べ、思考機械は多くの作品が単行本未収録のまま、作品数がどれだけあるかもはっきりしない時代が長かった。今回全作品を収録するとともに、作品数を確定し、版による異同も確認をした。おそらく、英米で出回っている思考機械の書籍よりも詳しい内容だろう。
 思考機械シリーズは、フットレルの生前に短篇集が二冊、長篇が一冊、一篇のみを収録した本の計四冊が単行本になっているが、はるかに単行本未収録作品のほうが多い。現在海外では数種類の「思考機械全集」が出版されているが、ほとんどは出典が明示されておらず、また解説もないといっても過言ではない。本書では(…)初出雑誌に当たった。単行本に収録されている場合はそちらを決定稿とみなし、それらと雑誌初出時との異同を指摘した。また、生前に単行本未収録の作品は、雑誌初出版を決定稿とした。さらに、作品によっては入手したイギリスでの雑誌初出版との違いがあるので、その場合には、それも指摘している。またメイ夫人の協力のもと、二十世紀半ばの「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」に数篇が掲載されたが、これらとの異同も確認した。(平山雄一「訳者解説」より)

内容説明

バロネス・オルツィの「隅の老人」、オースティン・フリーマンの「ソーンダイク博士」と並ぶ、あまりにも有名な“シャーロック・ホームズのライバル”。本邦初訳16篇、単行本初収録6篇!初出紙誌の挿絵120点超を収録!著者生前の単行本未収録作品は、すべて初出紙誌から翻訳!初出紙誌と単行本の異同も詳細に記録!シリーズ50篇を全二巻に完全収録!詳細な訳者解説付。

著者等紹介

フットレル,ジャック[フットレル,ジャック] [Futrelle,Jacques]
1875年アメリカ・ジョージア州生まれ。劇場支配人などを経て、新聞王ウィリアム・ハースト傘下の「ボストン・アメリカン」紙の編集者になる。1895年、作家L・メイ・ピールと結婚。1905年、「ボストン・アメリカン」に「思考機械」シリーズ第一作「十三号独房の問題」を発表。1912年、タイタニック号の沈没事故により死亡

平山雄一[ヒラヤマユウイチ]
1963年東京都生まれ。東京医科歯科大学大学院歯学研究科卒業、歯学博士。日本推理作家協会、『新青年』研究会、日本シャーロック・ホームズ・クラブ、ベイカー・ストリート・イレギュラーズ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Urmnaf

13
ホームズのライヴァルたちの中で、最もキャラ立ちしているのが、この「思考機械」。8号の巨大な頭にもじゃもじゃの黄色い髪の毛、2足す2は「常に」4になる、というのが口癖で、「不可能」という言葉を聞くと激昂したりして、かなりの変人。デビュー作にして代表作の「十三号独房の問題」が巻頭の全19編。今の目で見るとトンデモ系の科学があったりして、流石に時代を感じさせるものの、本格探偵小説の香りがぷんぷん。思考機械もの全て収めるという完全版の第1巻で、版ごとの異同まで示してあって至れり尽くせり。驚異の仕事ぶり。2019/06/09

engidaruma2006

7
思考機械シリーズの五十の短篇を全二巻に収録した完全版で、これが第一巻。 このシリーズは『十三号独房の問題』が圧倒的に有名だけど、その他の作品にも佳作が多いと言われていた。今回読んで納得出来た。後出しの手掛かりが結構あるのがマイナスだが、本格ミステリの手本の様な短編ばかりだった。 それにしても、この作品社という出版社は「完全版」が好きだね。初出紙との違いを細かく明記するなど、相当なこだわりも窺える。私はそこまでする必要を感じないが、ファンは大喜びなのだろう。但し、一巻二巻と揃えると一万五千円弱って・・・。2019/07/14

shiro

5
ずっと欲しかった思考機械完全版をついに買ってしまった。8号の帽子をかぶった思考機械ヴァン・デューセン博士が持ち込まれた難題を徹底した論理で解きほぐす。ホームズのライバルと呼ばれた探偵たちの一人。こちらには唯一の長編も収録されている。淡々とした文章で、非常にあっさりしている。探偵小説としてとても良質。作者と共に未発表の作品がタイタニックと共に沈んでしまったことが無念でならない。二巻も楽しみ。2020/10/19

Mark.jr

3
ソーンダイク博士、隅の老人と並ぶ、通称"ホームズのライバル"の一人、思考機械ことオーガスタス・S・F・X・ヴァン・デューセン教授の(前者2人と同じく)近年出た全集的完全版です。さすがに提示される謎の魅力やその演出などはホームズに劣りますが、まだ発展途上だったミステリーの純な魅力は薄れていないかと。中でも、本シリーズで最も有名かつ脱獄もの古典である「十三号独房の問題」は、やはり突出しています。2022/09/20

にゃー

3
前半は交互くらいに面白いペースだったけど後半は微妙、、2021/04/14

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