内容説明
京都発賢島行近鉄特急ビスタEX(エックス)の車内で大学准教授が殺された。彼はテレビ番組の過激な司会者として知られ、番組で伊勢神宮を貶める自説を主張する予定だった。一方、東京では歴史雑誌編集者が殺され、同棲していた同僚の女が姿を消した。二つの殺人に関連を感じ伊勢神宮に向かった十津川警部が内宮門前町〈おかげ横丁〉で発見したのは、容疑者の意外な姿だった。長編トラベルミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
59
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/09/post-76fcdf.html 事件の発見者(?)は、なんとクロネコだったのです。2023/09/05
Shoji
29
私、近鉄沿線に住んでいまして、近鉄特急も通勤で利用しています。そんな理由でこの本を手に取りました。本の感想は「うん。まあ、こんなもんちゃうか」。以上です。2023/03/11
ドットジェピー
6
面白かったです2023/03/31
Wadachan
2
若い頃、近鉄沿線に住んでいたので読み始めたのですが、中身は神道と仏教のお話しでした。超速読!2023/06/08
うさぎ
2
初めて著者の作品を読んだが、スケール感はあったがこちらが頭を捻らせて犯人が誰か悩むということはなかった。これがミステリーではなく、サスペンスなのかと感じた。 終盤でのタネ明かしも納得はするが、驚愕するものではなかった。 新型コロナであったり時事的な要素も取り入れつつではあったが、容疑者の心情の変化がわかりづらかった。 近鉄特急要素はごくわずかで、キーは戦時中の神道及び仏教に関するものであった。この点がミステリーというより歴史物としての読み物だと感じた。 2023/06/04