小学館文庫<br> 聖女か悪女

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小学館文庫
聖女か悪女

  • 著者名:真梨幸子【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 小学館(2023/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094072266

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内容説明

これが、人生の罰ゲーム。

葉山の別荘で結婚パーティーの最中、カリスマブロガーの月村珠里亜が倒れ、昏睡状態に。心理カウンセラーの麻乃紀和は、死んだ息子を陥れた珠里亜に復讐を果たすべく、彼女の身辺を調べ始める。
そんな折、四谷の超高級マンションで発見された8体の惨殺死体。珠里亜の過去を追う紀和が辿り着いたのは、17年前に六本木のマンションで8人の子供たちが監禁された“モンキャット事件”だった。事件の鍵を握る人物として浮上したのは、“オザワ”という名の謎の女で――
取材する記者は皆“消される”というモンキャット事件の真相とは!?
マルキ・ド・サドの禁書『美徳の不幸』にオマージュを捧げ、現代に蘇らせた超絶イヤミス!!

※この作品は単行本版『聖女か悪女』として配信されていた作品の文庫本版です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

69
やっぱり真梨さん楽しいわ。もっと刺激強め混沌深めも好きだけど、読みやすいのでスピード感があって、先の見えないジェットコースターに乗ってる気分が味わえる。思いもつかない独自の感性が光る真梨節にもニヤリ。聖女は皆目見つからなかったのだが、真梨さんからすると悪女とはまだまだ呼べず聖女なのだろうか。だとしたら、さらに震える。2023/04/18

mayu

28
清純派女優の動画流出から始まり、カリスマブロガー、アメリカ仕込みの心理カウンセラー、TVディレクター。今回も中々癖強な人達のオンパレード。自殺に殺人事件、自動売春、薬、宗教、不正受給、もうこれでもかという展開にどう繫がるかと最初は楽しんで読んでいたけど、段々劣悪さが増して最後は何を読んでいるんだ状態に(笑)聖女なのか悪女なのか、誰が正しくて、そもそも何から始まったのか。最後まで出てくる人たちに振り回されっぱなしの一冊。2023/02/09

JKD

19
久しぶりのエグい系イヤミスでした。モンキャット事件に関わると家族ごと消されるとか、変態富裕層の企みとか穏やかじゃない話と、相変わらずの複雑な人間関係で不気味さだけが増幅していく。恐怖のビンゴゲームはキツかった。ふふふふふふじゃないって。2023/03/27

さんぷ

7
どんな風にイヤミスなのかと思ったら、なかなかグロテスクな描写が。自分が上で自分が利用している側だと思う人間の滑稽さが描かれている。人を操るには、やはり、お金、薬、性なのか。2023/04/02

やまた

3
過去の女児8人監禁事件と、現在の四谷8人殺害事件の関連は。浮かび上がるのはオザワという美女。日本を支配しているアッパークラスは…?みたいな内容も絡んで壮大だった。2024/01/03

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