内容説明
心・体・お金を守る! 子どもの権利の使い方
「校則を変えたい」「いじめにあっていてつらい」「親にお年玉をとられた」…子どもが抱える24の悩みや問題を取り上げ、「権利」を紹介しながら解決への道を示す。相談先の情報も収載し、子どもが自ら考えて行動したり、人生を切り拓いたりしていける。学校では習わないけれど、生きていくうえで重要な知恵と情報が詰まった1冊!
はじめに――きみたちは権利をもっている
1 自由に意見を言ったり、社会を変えたりする権利
親の言うことは、なんでも聞かないといけないの?/親が勝手に部屋に入ったり、スマホやケータイを見たりする/学校のルールや校則を変えたい!/家に居場所がない ほか
2 心と体を守る権利
いじめにあっていて、学校に行きたくない/SNSでいやがらせを受けていて、つらい/SNSやゲームを、やめたいのにやめられない ほか
3 お金を守る・お金をもらえる権利
親にお年玉をとられた/貸したゲームが返ってこない/お金がなくて、高校・大学に通えない/いつか働くときまでに知っておきたいこと ほか
おわりに
参考になる本とサイト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
20
「子どもが知っておきたい」とタイトルにありますが、まずは子どもを取り巻く周囲の大人が知っておくべきことばかり。 子どもをとりまく「権利」。きちんと知ることが、子ども自身が悩んだときに、自分以外の外側にその原因と解決方法を求めることができます。 この本は、想定される具体的な事象を、さまざま取り上げられています。きちんと知ることで、解決が得られる。そういう経験を子どものうちから積む、考えを身に着けることが大切と感じました。2024/03/26
spatz
10
「自分の持っている権利を知ることで、ちょっと勇気が出るかもしれないし、一歩を踏み出す力になるのでは」(はじめに、より)。 「憲法」「子どもの権利条約」(Convention on the Rights of the Child: Unicef)を二つの大きな柱として、子どもたちが誰でも持っている権利、を現実の具体例を挙げて、わかりやすく、子どもたちに語りかけるように書かれている。いじめ、性の問題(LGBTQ)、ヤングケアラー、など子どもたちを取り巻く深刻な問題。 #NetGalleyJP2022/12/29
Mayuko Kamiwada
4
子どもにも大人と同じように「権利」がある。 誰しも悩みがあり、親や先生にも話せないことを抱えている人もいるかもしれない。 誰にも話せない状況に慣れる必要なんてない。 この本では、24個の悩みや困った状況を解決するためのアドバイスが書かれている。 子どもの力ではどうすることができないこともあるかもしれない。 この本を読むことで、情報を手に入れ、解決する糸口をつかむことができるヒントが見つかる。 生きづらい日々を生きやすくできる日々に変えよう。2023/10/10
わか
1
24個の悩みや疑問から、子供と全ての人がもつ権利について学ぶことができた。具体的でわかりやすいアドバイスに、相談先、専門機関の情報、参考になる本やウェブサイトの紹介もあって充実した内容だと感じた。小中学生の傍にそっと置いてあったらいいなと思える本。権利を知る入口になってくれる気がした。読めてよかった。2023/05/05
kobii
1
★★★☆☆ こどものうちに自身の権利を知っておくのは良いことかなと。ただ権利主張ばかりのアタマでっかちにはなって欲しくないので、何事もバランスですな2023/04/01