内容説明
刑法総論をはじめて学ぶ学生に向けた判例教材。学習上の最重要判例50件を厳選し、判例を読むときどこにどのように着目すべきか,どのような問題にどのような解決が示されたのか,易しく丁寧に解説する。学生の理解を徹底サポートする,いままでにない1冊。
◆「書斎の窓」2017年5月号にて,『憲法判例50!』『刑法判例50!』執筆者が座談会でSTART UPシリーズの特徴を紹介しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
6
判例集が短編集のようだとすると、刑法は事件の名前からして「英国騎士道事件」や「スワット事件」のように推理小説的であって、事件の概要を見るだけでも面白い。くわえて、このシリーズの他の法は一事件あたりの頁数が平均3頁あるところ、本書は2頁なのですらすらと読める。初心者向けに豊富な説明を載せるのはもちろん親切心なのだが、かえってこれくらいの量のほうが気軽に取り組めるように思える。Introductionや「もう一歩先へ」のコーナーも本文をよく補っており、全体として刑法を学ぶひとが最初に手に取るべき一冊といえる。2019/07/26
たか
2
法学部1年生が使う感じの内容。初学者にも理解しやすいように工夫されています。2017/03/31