内容説明
人手不足、学級崩壊、保護者対応、仕事量・労働時間の増加などからメンタル不調や、退職者が増えているとも言われる教員という仕事。
同じく悩みを抱える先生たちに向けて、学校での体験や自身の経験にもとづくアドバイスを、Instagramで投稿しているゆきこ先生。
現役教員である彼女の経験談やアドバイスは、今の状況がしんどいと感じている先生たちの間で、「心が軽くなる」と話題になっています。
ゆきこ先生自身も「先生に向いていない!」「しんどい!」と思いつつも無理を続けたことで限界に達し、学校に行くことができなくなってしまった過去も。
それでも、夢だった教員をあきらめたくない! やっぱり学校が好き!という思いから、それまでの働き方、考え方を一から見直すことに。
子どもたちと一緒に笑うため、自分が好きな自分で働くために、先生としての在り方、関わり方、働き方を綴った一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もとむ
22
これは素晴らしい本でした。以前に木村泰子先生等、いわゆる「学校改革」を推し進めた、僕からするとスーパーマンのような方々の本を読んだけど、ちょっと凄すぎて現実と乖離する側面も多々あった。でも本書の著書、ゆきこ先生の考え方は、まずは現場で傷付いた先生達の気持ちを受け止めて、「わかります!ありますよね!だからこそ私はこうしてみました。参考になれば幸いです。」という、ゆるいスタイル。こういう優しさに溢れた本って、意外と教育関係の本にはない(みんなマジメだから)。それでいて説得力もあるし、手の届く距離感で読めます✨2025/08/09
はづきち
9
これも好きな本屋が閉店するときに買った本。定期的に仕事がしんどくなる時期が来るので、その時のために読んでおこうと思って買いました。 筆者は二児の母である小学校教員で、仕事がしんどくなり学校に行けなくなってしまった時期があるそう。授業、子どもや保護者、他の先生たちとの関係、プライベートなどの悩みを取り上げて、考え方ややり方を変えることでその悩みとどう向き合うかアドバイスをしてくれています。 参考になったことはいくつかあったけど、考え方を変えるってなかなか難しい。育休復帰直前にまた読もうと思います。2025/01/30
sazen
9
色々な面で身近な存在の学校の先生。多忙で大変、なのは断片的に知っていたけど具体的な忙しさの内容、それに付随する周囲からの厳しい言動、その他諸々の負荷ということについては、ここで初めて知りました。学校側がどのような思考で保護者対応しているのかも、勉強になった。特に「とある校長先生から保護者へのお願い」は、はっとした。教育とは様々な立場からの協働作業であること、保護者の言葉がこどもに及ぼす影響をもっと自覚するべきだということ。一方で教員による悪口への対処法はそのまま子供同士のいじめ問題に相通じている。2024/09/23
chietaro
9
Instagramで知りました。自分に優しくなれます。仕事や自分自身にもっと誇りを持っても大丈夫だと思いました。他人のものさしではなく、自分のものさしです。2023/06/18
せっかちーぬ
5
心に余裕がある時に読めば、沁みる部分あり。気持ちの切り替えや交わし方、切り返し方は参考になった。職業に言われてることであり、私の人間性は傷付かなくてもいい、のね。結構ダイレクトに言われて凹むんだけど。まあこれも、他人様の感情込みで扱う仕事だから、と割り切って。これからもそれなりに。2025/05/03
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