大名廃業

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大名廃業

  • 著者名:安藤優一郎【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 彩図社(2023/01発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784801306462

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内容説明

泰平の世を過ごした江戸時代のお殿様は、世襲が前提。戦国大名のように弱肉強食、食うか食われるかの日々を送ったわけではない――。
しかしだからといって、身分が保証されたわけではなかった。幕府の意向に沿わなければ身分を突然剥奪され、下手をすれば命を失うこともあった!
怨恨のあるお殿様を殺害して身分剥奪、領民が江戸に押しかけてトラブルが露呈、お家断絶の原因になりかねないと家臣に閉じ込められたお殿様、親族大名や幕府も巻き込んで、お家存続をはかろうとする人々……。
大名としての身分・地位を失った様々な事例――大名廃業に注目して、お家存続をめぐる諸勢力の思惑や隠れた慣行に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

53
著者は、JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める安藤優一郎氏。大名としての身分・地位を失ったさまざまな事例に注目して、お家存続をめぐる幕府や諸勢力の思惑や隠れた慣行に迫った一冊。新たに得た知識としては、江戸城内の刃傷沙汰は他にもあったそうで、浅野内匠頭の件は当然知ってるとして、他にも大聖寺新田藩主の前田利昌と大和柳本藩主の織田秀親の仲が悪く、利昌が秀親の腹を脇差で刺して殺害する事件を起こしている。他にも、江戸城登城のプレッシャーに耐えられず発狂するなど、参勤交代も大変だったようです。2024/09/12

rosetta

25
コンビニ本とまではいかないがかなり緩く読める暇潰し本。江戸幕府も初期の家光の頃までは政権が安定せず積極的に大名家を改易した。由井正雪の乱で浪人が増えると社会が不穏になる事に気付き、その頃から減封はあっても取り潰しはなるべくしないようになった。42例をあげて解説。末期養子が認められるようになるまでは後継なしでの当主の急死、浅野匠で有名な江戸城内での刃傷沙汰。素行が悪かったり幕府に反抗的だったせいでの強制隠居も廃業として扱っているのはいいとしても、豊臣家まで取り潰しとして扱うのは如何なものか?ネタ切れ?2023/03/08

金吾

24
廃絶大名について物語風に軽く読めます。強制隠居の章は良かったです。2023/12/24

Teo

3
面白かった。江戸時代の大名はこうも色々と改易とか厳封とかされていたんだ。知ってる例なんて島原の乱の時とか忠臣蔵の時のとか、そんな程度だった。2023/03/03

はる

2
いろんな理由で改易になっている。江戸城刃傷事件けっこうあったんだあ。2023/04/08

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