宝島社新書<br> 自民党という絶望

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宝島社新書
自民党という絶望

  • ISBN:9784299038500

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内容説明

保守のコスプレ。“売国政治”の正体!

自民党の「劣化」が止まらない――。

国際競争力の低下、“反日カルト”との蜜月、いまだに迷走を続けるコロナ対策、上がらない賃金と物価高、少子高齢化に格差拡大……とあまりの無策ぶりに、多くの国民は怒りを通り越して絶望するばかりだ。

公正な自由選挙制度の下、この国ではなぜか、自民党がほぼ常に第一党となって揺るがない。

それはどうしてなのか?
彼らはいずこで日本の舵取りを誤ったのか?
その「失敗の本質」に迫るべく、10人の識者を直撃した。

〇統一教会に票乞いするハレンチ
〇「グロテスクな親米派」の跋扈
〇農業消滅で「飢えるニッポン」
〇派閥=選挙互助会の体たらく
〇“情と空気”に流される防衛政策


【目次】●第一章
“空気”という妖怪に支配される防衛政策
石破 茂(自民党・衆議院議員)

●第二章
反日カルトと自民党、銃弾が撃ち抜いた半世紀の蜜月
鈴木エイト(ジャーナリスト)

●第三章
理念なき「対米従属」で権力にしがみついてきた自民党
白井聡(政治学者・京都精華大学准教授)

●第四章
永田町を跋扈する「質の悪い右翼もどき」たち
古谷経衡(作家)

●第五章
“野望”実現のために暴走し続けたアベノミクスの大罪
浜 矩子(経済学者)

●第六章
「デジタル後進国」脱却を阻む、政治家のアナログ思考
野口悠紀雄(経済学者)

●第七章
食の安全保障を完全無視の日本は「真っ先に飢える」
鈴木宣弘(経済学者・東京大学大学院農学生命科学研究科教授)

●第八章
自民党における派閥は今や“選挙互助会”に
井上寿一(歴史学者・学習院大学教授)

●第九章
小泉・竹中「新自由主義」の“罪と罰”
亀井静香(元自民党政調会長)

●特別寄稿
自民党ラジカル化計画―― 一党優位をコミューン国家へ
浅羽通明(古本ブローカー)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 旧柏バカ一代

25
タイトルのわりに比較的大人しい印象。著者が多くてボヤけている。結局は世代が進んで、人の質が劣化。それに引きずられて社会が疲弊して行ってる。まさか自民党が反日な新興宗教まで使ってるとは思わなかった。2023/07/13

TAKA0726

10
22年12月取材の新総裁石破氏のコメントが興味深い「防衛費増額で日本の大企業は受注増で法人税増税は合理的、企業は産業インフラが戦争で破壊され莫大なダメージで担税力を踏まえても法人税の財源活用を正面から議論は当然」「中国は怖い、だから防衛費を増やすと言うのは無責任、メディアも中国の脅威とは何か、有事の際日米同盟がいかに機能するか冷静な検証すべき」結選挙に勝ち政権維持が主で空気で動く日本で結果がでなくても誰一人責任を取らないのは変わらないのでは?浜矩子の安倍アホノミクス、菅スカノミクス、岸田アホダノミクスは◎2024/10/02

Melody_Nelson

9
各方面からの自民党に対する劣化の指摘。結局、政治家である目的の先にあるのが、国家や国民ではなく、自分と自党の存在になったことと、長期政権による腐敗が主たる原因か。保守を気取ってみせても、日米地位協定は?統一教会の問題は?と突っ込みたくなるし、ITは何周も遅れているようだし、食に至っては戦慄もの…。多くのことを先送りにしてきたツケが最近ドドッと出てきてるように感じる。そしてモラルの低下も激しくなる。2023/02/17

小鳥遊 和

7
諸レビューがまだ触れていない点に注目してみる。古谷経衡曰く「貧すれば鈍する」。すなわち、日本の経済的停滞が原因で、自民党内の多様性が失われタカ派的信条の一強支配となった。テレビ業界も広告費の停滞から「波風立てて権力に物申す」のを控え、つまらなくなった。納得できる主張だ。もう一つ、浅羽通明の寄稿だが、野党は自民一党優位を覆す方向で頑張るのでなく、首相指名時にそれぞれが推す首相候補を発表して自民党の政策的分裂を促進せよ、というのだ。これなど、2024年の政局を大いに活性化しそうな妙案だと思われる。2024/01/14

さとちゃん

7
タイトルに惹かれて。取材日が示してあるのが良心的だと感じた。裏表紙の惹句にある「この国ではなぜか、自民党がほぼ常に第一党となって揺るがない。それはどうしてなのか?」の答えがの一つが本書で示されている。読んでよかったとは思うけれど、読み返すかどうかは微妙。2023/08/17

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