小学館新書<br> EVショック ~ガラパゴス化する自動車王国ニッポン~(小学館新書)

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小学館新書
EVショック ~ガラパゴス化する自動車王国ニッポン~(小学館新書)

  • 著者名:高橋優【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 小学館(2023/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098254453

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内容説明

これがEV後進国ニッポンのヤバイ現実!

世界では今、ガソリン車から完全電気自動車への移行
「EVシフト」が爆速で進行している。

米国ではEV最大手テスラ社のセダン、モデル3の販売台数が
ドイツ車御三家のライバル車を抜き去りトップに。

EV普及率は、EUでは15%、中国では22%、ノルウェーでは80%にものぼる。

中国では続々と新規参入のEVスタートアップが誕生し
個性的なEVを発売、2023年にはついに日本に上陸する。

一方、2010年に日産が世界初のEV車リーフを発売し、
チャデモという充電インフラを構築するなど、世界をリードしていた
日本のEV普及率は、現在わずか1%。

EVシフトは車単体の製造だけではなく、バッテリーの製造・性能、
充電インフラの構築もふくめての「EVシフト」なのだが、
残念ながら日本は現在、そのどれもが世界から大きく取り残されている。

本書では、巻き返しを図る日本の課題と世界の現状を
EVユーザー目線にたちながらわかりやすく解説!

2023年、著者オススメの最新EV購入ガイドも紹介する。
(底本 2023年2月発売作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

007 kazu

28
世界市場からいつの間にかおいておかれた日本のev市場の課題を浮き彫りにする。evが注目される背景としてパリ協定を批准し50年までにカーボンニュートラルを達成することを政府目標としている点に触れられていないのは残念。また、軽く触れられているものの肝心の充電インフラ普及については設置者の置くメリットがほぼなく現状補助金だよりになっている点を深堀りしてほしかった。とはいえ新書と考えれば、課題が概観できており、十分一読の価値がある。CHAdeMO規格についてはいい線いっていたと思う。(続く)2023/12/28

はとむぎ

16
EV車 切磋琢磨して性能がどんどん良くなっている。メーカーによってその性能が大きく異なることがわかる。面白かった。2024/01/25

F4ふぁんとむ

9
性能、戦略からインフラ整備におけるまで、全てにおいて負けている。結局自動車も、家電、半導体同様の道をたどるのであろうか。いい加減に「日本スゴイ」をやめて、真摯に産業育成に向き合わなければ、本当にこの国の未来はない。2023/09/09

ティグアン

6
非常に有用な本だった。クルマ関係の仕事をしている自分でも、知らないことも多く本当に目から鱗とはこのことか、という印象。EV先進国だった日本があっという間に後進国になったのはゴーンが採算性の低いEVから距離を置き、バッテリー自社生産も中止したことも背景にあったとは。ゴーンの判断がなければ日産vsテスラになってた?かはわからないが、標榜している技術の日産が本当であれば、今の状況は大きく変わっていたのかも。2023/12/12

なんだろなぁー

6
EVがなぜ日本で浸透しないのか。少し理解できた気がする。充電設備ひとつとっても日本はチャデモ、北米市場はCCSタイプ1、欧州はCCSタイプ2、中国はGB/Tなど色々な種類がある。その中でも日本で開発され、主に使用されているチャデモは、充電の出力が小さく、台数も少ない。かといって、海外の充電設備を輸入しても日本の車両に規格が合わない、車両自体の充電許容量が少ないなどの理由で力が発揮できない。 日本は、充電設備と車両のどちらも底上げしないと、EVへのシフトは難しそう。2023/09/21

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