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内容説明
人の家のお雑煮を食べ歩くお雑煮研究家、粕谷さんは、「お雑煮ほど面白い料理は他にない!」と言います。お雑煮は「年に一回正月にだけ食べる料理」という位置付けで、飲食店で食べることはほとんどなく、家族や親戚と過ごす時間のなかだけで守られ育まれた閉ざされた料理。しかし、粕谷さんは、人に聞くと「自分の家ではこうだ!」と盛り上がるお雑煮談義に興味をもち、地域色の豊かさや奥深さに心ひかれ、好奇心に従って研究を開始。じつはこんなにバリエーションがあるんだということを知ってほしい、いろんな味を食べ比べて欲しいと、お雑煮のよさを広めるため日々活動しています。この本は、その粕谷さんの活動と、その突撃取材で入手した貴重なレシピを紹介する本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
78
全国各地のお雑煮がずらりと紹介されていて見ているだけで楽しい本です!珍しい具材、出汁にいちいち驚き全部食べてみたくなります。特に気になるのは長野のくるみだれのせ雑煮と福岡の蒸し雑煮、香川の白みそあん餅雑煮。レシピも載っているから見よう見まねで再現したいなぁ。もち米の品種や土方歳三の雑煮などコラムもたっぷり読み応えありました。2023/01/31
アキ
76
著者のお雑煮愛に圧倒されました。滋賀の大津で旅館に泊まった時のお正月のお雑煮が白味噌で美味しかったので、全国のお雑煮が気になって読んでみたが、あまりに種類が多くて驚いた。日本全国、お雑煮の旅に出るのは楽しいだろう。お雑煮の特色だけでなく、それにまつわる昔話を聞くのも楽しみと著者。それにしても、お餅なしのお雑煮とか、お餅の形の分岐点や、長崎島原の一年中食べるお雑煮の聖地など、どのページも飽きません。是非、島原で具雑煮を食べてみたい。2026/01/14
よこたん
49
“「お母さん、ウチのお雑煮、どんな風に作ってたっけ?」と緩やかに世代間で伝承されている、稀有でユニークな形で残っている料理だと思うんです。” 地域差以上に、各々の家庭差のあるお雑煮。家庭でだって、嫁ぎ先の味、実家の味、いずれわが家の味もできてくる。お餅は角か丸か、おすましか味噌か、具の種類は何を入れる? 餅が入っていないお雑煮もある。ぜんざいがお雑煮の地域もある。あん餅入りってずっと気になってる。福岡の茶碗蒸しのお雑煮美味しそう。あなごだし、するめだし、あゆだし雑煮いいな〜。ご当地野菜もいっぱいで楽しい。2023/02/12
たまきら
39
読み友さんの感想を読んで、取り寄せました。たのしい!私もお雑煮のレシピを集めるのが好きで(給食の鯨レシピも集めていました)、結構その方のお雑煮を聞いて出身地を当てるのが得意なのですが、今年は生徒さんのお家が「干しシイタケの出汁」というので「大分出身の方がご家族にいますか?」と聞いたらおばあさまが大分とのこと。当てられて嬉しかったです。あと、名古屋のお雑煮がシンプルだ、と教え子数人から教えてもらい不思議に思っていたら「名取り=菜」「餅を焼かない=白(城)を焼かない」というゲン担ぎがあるとこの本で学べました。2026/02/06
canacona
32
全国のお雑煮。お餅の入った椀もの(お餅がない地域もあるらしいのだけど)。ハレの日に食べる特別な料理でありながら、地域どころか家庭によっても変わったりするバリエーションの豊かさ。楽しいですねぇ。うちは鶏ガラで、鶏肉ごぼうきのこなどが入った汁を焼いた角餅にかけます。主人実家は、煮た角餅でお清ましに菜っぱと鰹節だのシンプルなもの。親戚宅では、丸餅に輪切りの大根人参で白味噌仕立て。どれも美味しい。食べてみたいのは愛媛のあんこ餅の白味噌仕立て。熊本でも醤油ベースであんこ餅があるのね。広島の賀来(牡蠣)雑煮もいいな。2023/02/02
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