新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

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新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

  • ISBN:9784046060891

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内容説明

2015年に刊行された『人生はあはれなり… 紫式部日記』に、新たな描き下ろし16ページと修正を加えた、最新版。
『源氏物語』の作者であり、2024年大河ドラマの主人公でもある紫式部の日記を、コミカライズ。
さぞ、華やかな日常を送っていたのかと思いきや、実際は将来が不安、人目を気にしすぎてつらい、出る杭は打たれるのでできるだけ目立ちたくないなど、
現代女性でも共感できる、人間関係、仕事、嫉妬などが綴られている。
この絶望だらけの平安ライフを、人気イラストレーター小迎裕美子がコミカライズ。
テストにも役立つ、『紫式部日記』原文付き!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チーママ

72
シリーズ2巻目。1巻目は清少納言の魅力に気づかされた一冊だったが、本作から伝わってくるのは、思わずヨシヨシと慰めてあげたくなるようなストレスフルな紫式部の人生。これじゃあネガティヴにもなるなぁ。漢文も好きだったのに当時の風潮に逆らえず封印した紫式部。臆することなく漢学の才をひけらかすように見えた清少納言を批判したのは羨ましさの裏返し。仕方なかったのかもしれない。小迎さんの源氏物語の人物紹介がユニークでわかりやすくて良かった。テーマは因果応報だったのか…。これはもう源氏物語を読むしかない。2024/11/20

あきぽん

52
ネガティブで自意識過剰でプライドは高い、面倒くさい女の紫式部。自分にもこういう要素あるし、特に若い頃はそうでした。今、「私なんて…」といいながら旦那への惚気や夢の実現をつぶやくリアルな友人を思い浮かべてしまいます。こんなシキブも世界文学史上輝く大作家、ネガティブのパワーって実はすごいのかも⁈2024/06/24

シフォン

34
マンガ形式を交えて、紫式部が中宮彰子に仕えていた時期について源氏物語の登場人物なども含めておもしろおかしく書かれたもの。ついつい大河ドラマと比べてしまうのだが、紫式部ってこんな暗い性格なのか、為時パパは偏屈ものなのか、道長の形相は伊周のようだなとか思いながら楽しんだ。源氏物語の最終章である「浮舟」で、ここで終わりなのか(続きがあるのでは)と思っていたが、「浮舟」が紫式部の最終理想型と書かれておりそういうことかと思うことにした。2024/10/17

けやき

33
紫式部日記のコミックエッセイ。去年の大河「光る君へ」の余韻を楽しみつつ。2025/05/05

moonlight

32
源氏物語の簡約現代語訳はいくつか読んだことがあるが、紫式部日記は初めてなのでまずはわかりやすそうな漫画から。ネガティブ…というか孤独が伝わってくる。意に染まぬ宮仕えでバカのフリをしないと周りと合わせられないなんて気の毒。でも、それを自分で綴っているくらいだからプライドも高いのよね。鬱積した感情を物語に昇華させたと思うとあの大長編も納得。そして大河ドラマは様々なエピソードを上手いこと脚色しているなぁと感心。2024/10/01

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