ハヤカワ・ミステリ<br> カーテンの陰の死

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ハヤカワ・ミステリ
カーテンの陰の死

  • 著者名:ポールアルテ【著】/平岡敦【訳】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 早川書房(2023/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150017736

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内容説明

〈ツイスト博士〉殺人現場に偶然居合わせたマージョリーは、犯人と同じ服装をした謎の人物が自分の下宿に入ってくるのを目撃する。続けて密室殺人事件が発生するにおよび、ハースト警部らが乗り出すが、事件の状況は七十五年前にこの下宿屋で起きた迷宮入り事件とそっくり同じだった……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

61
ツイスト博士の第3弾。「ある人の目つきが怪しい」と訴える話好きの老婦人に怪しげな住人ばかりの下宿屋、カーテンで仕切られた密室の死体、とクリスティーとカーをミックスしたようなミステリ。頭皮をはがれた女性の死体が発見され、偶然犯行現場に居合わせたマージョリーは犯人らしき人物が自分と同じ下宿屋に入ってくるのを目撃。犯人は同じ下宿屋の住人なのか?続けて下宿屋で殺人事件が発生するが、それは75年前に起きた迷宮入り事件と全く同じ密室状態の不可能犯罪。トリックに驚きはなかったが、人間ドラマも楽しめるミステリだった。2023/02/05

geshi

30
冒頭はクリスティーのミス・マープルを思わせ、本編はJ・D・カーのストーリー展開っぽく。エピローグはポーの『黒猫』と、ミステリの先達へのリスペクト全開の作品。マージョリーを主役に据え、下宿に住む怪しげな住人の中にいる殺人犯を見つけ出そうとするサスペンス+新聞記者とのロマンスはベタがゆえに面白い。75年前の事件とか色々と散らそうとしているけれど筋立てはシンプルで、トリックも「それさり?」と肩透かし。エピローグで隠された犯罪を暴く展開は好みだから意外に満足感あった。2022/07/17

紅はこべ

15
エピローグがやけに長いなと思ったら、こんな結末が待っていたとは。やはりアルテは一筋縄ではいかない。ところで、人の頭の皮ってそんなに簡単にはがれるものなの?2008/06/06

カーゾン

12
L:75年前の殺人と犯人を暴く場面とその後のエピローグでの一捻りがあまり有機的に結びついていない気がしました。犯人はナイフ投げの名手だったとかの根拠の後出しも、尊敬するカーの真似せんでも良いのに。人の頭の皮を剥ぐ行為は時間かかると思うけど、誰一人にも見られずにやり遂げられるものかね?しかも2件。 だがしかし、今回もそれほどページ数多くない中に色々盛り込んで下さるアルテさんワールドを楽しませて頂きました。未読作品が残っているので懲りずにまた読みます。2023/08/27

ホームズ

12
頭の皮を剥がれた遺体と事件の秘密をつかんだ夫人の死。謎の設定は面白いですね(笑)75年前の事件との関連もいいと思いました(笑)ただ真相が少し残念かな~(笑)確かにあの人のあの記述からトリックとしては成立するんですけどね(笑)謎に魅力があるだけにも少しひねりが欲しかったかな~(笑)全体としては読みやすくって楽しめるんですけどね(笑)2010/10/31

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