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内容説明
嫌な気分も、他人の評価も、古い健康常識も、年齢も、気が進まない人間関係も、「○○らしさ」も……面倒なことは捨てて、好きなことだけで生きるためのヒント6060代は人生の折り返し地点。経験で培った知恵も、体力もある充実期だ。定年退職、病気、老い、親や配偶者の介護・死別など、人生の大きな出来事が集中し、ときにはピンチに見舞われることもある。同時に、認知機能が徐々に低下し、もの忘れの自覚が増えてくる時期でもある。その一方で、忘れたいような嫌な記憶にかぎっていつまでも頭に残ってしまうなど、「忘れてしまう」「忘れられない」そのどちらの悩みも増えてくるのが60代だ。この盛りだくさんの時期にこそ「忘れる力」を鍛えて、どうでもいいことを捨て、本当に大切なものを選ぶという作業が必要になる。「忘れる」ことで脳と心の新陳代謝を促し、残りの人生を充実させるためのヒントが詰まった一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
24
「忘れる力」は生きる力。老いには「自由」という特権がある。①朝日を浴びる②自然に親しむ③腹式呼吸でリラックスする。うまいものを食べて運動する。間食はナッツ類、ヨーグルト、豆乳、レーズンがいい。朝日を浴びて万歳!胸を広げよう。怒りを忘れる「パタカラ、パタカラ」と唱えよう。ネガティブな言葉は使わない。自分さえ我慢すれば・・が1番ダメ。鎌田さんの「頑張らない」を読んでみよう。人への優しさは自分の心と健康を守る武器。などなど・・・2025/05/13
多喜夢
9
終末期を迎えたお年寄りに「後悔はないですか?」と聞いたら「コウカイは海でするもんだ」と返されたというエピソード。こういう年寄りになりたい。2023/04/30
kazu4
8
忘れることを怖れることなく、それをぜい肉と受け止められる考え方。本の端々から勇気が与えられます。2025/03/12
⭐︎治栄⭐︎
7
毎晩の晩酌によって内臓に脂肪が溜まり健康を害するように、普段の生活の中で意味もない習慣や古びた常識という"ぜい肉"が人生の自由度を奪い生きにくさの原因になっている。本書にて、忘れる勇気を学べた。パタカラ、ウォーキング、筋トレなど著者が発刊している事と一部分は重複しているが、目先の幸運や悲運を忘れるという章は参考になった。「いい波が来ている人は気を付けよう。悪い波の人は、これから面白くなると信じよう。」楽観は禁物だが、一喜一憂せずにポジティブな思考が大切だと学べた。2023/07/09
kurumi
3
傍から見たら幸せとは言えなくても小さいことにも感謝して本人は幸せを感じている、一文に姑を思い出した。老化を悪いことととらえないこと。誰もが老いるのだ。2024/08/31




