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内容説明
嫌な気分も、他人の評価も、古い健康常識も、年齢も、気が進まない人間関係も、「○○らしさ」も……面倒なことは捨てて、好きなことだけで生きるためのヒント6060代は人生の折り返し地点。経験で培った知恵も、体力もある充実期だ。定年退職、病気、老い、親や配偶者の介護・死別など、人生の大きな出来事が集中し、ときにはピンチに見舞われることもある。同時に、認知機能が徐々に低下し、もの忘れの自覚が増えてくる時期でもある。その一方で、忘れたいような嫌な記憶にかぎっていつまでも頭に残ってしまうなど、「忘れてしまう」「忘れられない」そのどちらの悩みも増えてくるのが60代だ。この盛りだくさんの時期にこそ「忘れる力」を鍛えて、どうでもいいことを捨て、本当に大切なものを選ぶという作業が必要になる。「忘れる」ことで脳と心の新陳代謝を促し、残りの人生を充実させるためのヒントが詰まった一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多喜夢
8
終末期を迎えたお年寄りに「後悔はないですか?」と聞いたら「コウカイは海でするもんだ」と返されたというエピソード。こういう年寄りになりたい。2023/04/30
⭐︎治栄⭐︎
6
毎晩の晩酌によって内臓に脂肪が溜まり健康を害するように、普段の生活の中で意味もない習慣や古びた常識という"ぜい肉"が人生の自由度を奪い生きにくさの原因になっている。本書にて、忘れる勇気を学べた。パタカラ、ウォーキング、筋トレなど著者が発刊している事と一部分は重複しているが、目先の幸運や悲運を忘れるという章は参考になった。「いい波が来ている人は気を付けよう。悪い波の人は、これから面白くなると信じよう。」楽観は禁物だが、一喜一憂せずにポジティブな思考が大切だと学べた。2023/07/09
本のロマンス
1
「忘れたらいい」と著者が示すもの:失ったもの、一人の寂しさ、老後の心配、こだわり、昨日という日・・・納得です。また、著者の医者としての経験からの「つらく苦しい心を解きほぐすには、筋肉を動かすとか姿勢を整えるとか、体からのアプローチが有効である」「キレイだ、オイシイなどの感動を表現すると腸が喜び、セロトニンの分泌が増加し、幸せ気分になれる」といった言説には、目から鱗の感がありました。熟年世代が幸せに生きるための有益なアドバイスが満載された、素晴らしい力作だと思います。著者の鎌田先生に大感謝です!2023/08/07
良さん
1
【読後感】忘れることはいけないことなのか。忘れることのプラス面をとらえて、ポジティブに生きていきたい。発想を転換するのに有効なアイディアが満載。60歳からのまったく新しい人生への指南書。 【心に残った言葉】あなたのなかにも「幹細胞」は生きている。/一つの正解に縛られず、別解を生きる力があるはず。/人生はこれからだ。(211頁)2023/07/13
コフィ
1
心が、とても、とても楽になりました。2023/03/06