- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
ホラーマンガ界最大の切り札・オガツカヅオが紡ぐ珠玉の怪異幻想譚。
狂ってしまったのは貴方? それとも……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
65
「これから特別に魔法をかけてやる」かけられました、がっつりと。勿論ディズニー的な魔法ではなく、怪異系、ゾンビ系、魑魅魍魎系♡「世にも奇妙な_」で是非映像化して欲しい9つの短篇は、テンポのいい話ながらもクセが強い怪異譚揃い!隣にはトトロではなくゾン美さんがいたりして怖いお話?と思えば然に非ず。切なさも、愛情も、憎しみもあればこそ、其処には怪異が生まれる。怪異とは超常現象ではなく人が生きる、生きた証であり、想いの結晶化とも言えるのかもしれない。彼岸と此岸が融和する見事なオガツワールド。2020/02/15
くさてる
15
Twitterで試し読みした「よふさぎさま」にびっくりして単行本を購入しました。どの作品も不思議で、足元をすくわれる感じで、いい意味で裏切ってくれてよかった。そしてホラーという意味では、やっぱり「よふさぎさま」が最高でした。ほんとうに怖い。2018/08/11
マツユキ
12
少しずつ透明になっていく夫、カラオケボックスの家族、おばあちゃんからの伝言、うっすら予知能力のある少年のタイプ。短編中ですが、どの作品も予想外のラストで面白かったです。怖い描写よりは、人々の心情を中心に読んでいく作品で、読み応えがありました。スピッツ好きとしても、読んで良かった。2023/11/29
akihiko810/アカウント移行中
11
劇画狼プレゼンツ・叙情的なホラー短編集。6/10点 劇画狼さんプレゼンツなので、期待して読んだのだが、ハマらなかった。ジャンルとしてはホラー怪奇なのだろうけど、「怖い」ものではなく、あくまで世界設定が怪奇なだけで、叙情ドラマ志向。それ自体は悪くないと思うが、どうも薄味という気がしないでもない。もっと尖ってたら面白かったかも2020/12/28
£‥±±
9
その実力程には作品の単行本化に恵まれていないオガツ氏の初短編集。どれも実に読み応え有り。笑顔の下に悲しみや憎悪を隠して暮らしている人の描写が上手く、暴走した時は悲劇、上手く収束した時は良いお話となる絶妙のストーリーテリング。絵も可愛いと言って良く、血は一滴も出ないが「よふさぎさま」はホラーの大傑作。死霊のお話以外では意外に病気怪我物が多い。大いにお薦め。2018/07/16