内容説明
本書は、「人間がうまくできないことは何か」を探究するロボット工学者が書いた改善の教科書である。人間の限界を知り、人間の限界を試すような作業をなくすことが職場改善の極意である。本書では、人間工学の知見を活かした改善の理論とそのノウハウを解説する。
人間工学的なモノの見方、人間工学から見た人間の限界とその対処法、潜在的な改善対象を発見するための手法(言い訳法)、間違いにくくなるフールプルーフ(foolproof)な環境の作り方、作業を簡単にするための7つの原則、改善提案書を書く際のポイントなど、新たな切り口による改善のツボを紹介する。
※本書は、2021年10月に日科技連出版社が刊行した書籍を東洋経済新報社が電子化したものです。
目次
はじめに
第1章 なぜ改善は難しいのか?
第2章 人間工学的なモノの見方で改善を行うための基礎
第3章 できない相談をしていませんか?(人間工学から見た人間の限界を知ろう)
第4章 改善対象を発見しよう!(その1:人間の限界を試す悪例との比較)
第5章 改善対象を発見しよう!(その2:言い訳法による身の回りの問題の発掘)
第6章 ではどうやって改善するべきか?
第7章 難しい作業を簡単にするための原則を導入しよう!
第8章 人間工学的なモノの見方による具体的な改善の例
第9章 よい改善提案書を書こう!
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
3
なぜ改善は難しいのか? 人間工学的なモノの見方で改善を行うための基礎:源流 理論とノウハウ m-SHELL できない相談をしていませんかー人間工学から見た人間の限界を知ろう:認知過程の限界 規則順守の限界 改善対象を発見ー人間の限界を試す悪例との比較:言い訳法による身の回りの問題の発掘 愚痴の言い合い ではどうやって改善するべきか:フールプルーフな環境 難しい作業を簡単にするための原則を導入:対応付け 人間工学的なモノの見方による具体的な改善例:連続性・一貫性・独自性・弁別性 よい改善提案書を書こう2021/11/17
Go Extreme
2
なぜ改善は難しいのか?: 「人間工学」とは? 人間工学的なモノの見方で改善を行うための基礎: 人間工学の源流 理論とノウハウ できない相談をしていませんか?: 認知過程の限界 身体寸法・動作能力の限界 覚醒・疲労・意欲の限界 錯誤の発生 規則遵守の限界 改善対象を発見しよう: 身体・動作能力の過剰な要求 慣習への不適合 一貫性の不足 WYSIWYG (ウイジウイグ) 改善対象を発見しよう ではどうやって改善するべきか? 人間工学的なモノの見方による具体的な改善の例 よい改善提案書を書こう!2022/01/24




