少年チャンピオン・コミックス 潮が舞い子が舞い ９

著者名：阿部共実

秋田書店（2023/02発売）

• ISBN：9784253252577

内容説明

海辺の田舎町で高校2年生の男女が織りなす、あかんたれで愛しい日常。「このマンガがすごい!2015」オンナ編1位の「ちーちゃんはちょっと足りない」を始め、「空が灰色だから」など、唯一無二の世界観を紡ぎ出す阿部共実の佳作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[∃.狂茶党]

なんか少し重たくなってきた。 迷ったり傷ついたりする人々が描かれる。 もういい加減登場人物は馴染なので、そんなことで苦しまなくて良いよとか、そんな感情がわいてくる。

2024/04/16

[chacha子]

切ないな……。車崎が救われない感じが悲しいけど、最後水木にすがって泣けたのがよかったね。性格悪いことで悩んでるけど、性悪説の話を聞いていたらまたなんか違ってたりするのかな。なんというか、考え方が幼いうちは色々あるよね……。私も許せないこととかですぐ落ち込んだりするし、まぁぼちぼちやっていこうね。

2023/03/03

[コリエル]

車崎の話をわりとガッツリと。学生時代の友情って、1イベントで拗れたら卒業してそれきりということもあるから胸が詰まる思い。

2023/08/12

[なつのおすすめあにめ]

面白く読んでいると95話でガツンとくるね～。

2023/02/21

[プロムナード]

いつもの日々。ただ車崎や縫部のエピソードには、かつて『空灰』や『死に日々』で描かれた救われることのないキャラクターの魂を鎮めるようなところがあって、それはひとつの物語で救われなくともその外側には無数の物語があり、救済は起こり得るという直観を助けてくれます。

2023/02/19