内容説明
太平洋も横断したしこの機会にすべて話しておこう ●安倍元首相が果たせなかった「脱公明」 ●サル痘と統一教会 ●大阪維新の会を振り返る ●暴走が止まらぬ検察 ●カジノ設立と選挙戦略 ●選挙直前にテレビが政治報道を避ける理由 ●中国自動車メーカーの襲来 ほか 日本中を駆け巡り、今まさに正念場を迎える時事問題の数々を、辛坊治郎が斬って斬って斬りまくる興奮のニュース解説書。 出版に当たって過去に書いた文章を読み直すと、予言めいた書き込みが、時間の経過とともに現実と化していることに改めて驚きます。私の先見性を誇るつもりはありません。どうやらこの国は今、さまざまな未来の可能性に扉を閉ざし、後ろ向きに走り出しているように見えます。走り出しているものの先にあるものを予見するのは、そんなに難しいことではありません。だからこそ、私のような者にすら未来が見通せるのでしょう。この事態はマズイです。(本書「はじめに」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
25
辛坊さん≒そこまで言って委員会…自分はあの番組が好きだったが、それは討論番組としてではなく、プロレス番組として秀逸だから。キャラの濃い皆さんが仰々しくバトルを繰り広げるが、何処か家族的牧歌的だし(笑)。 では感想を…辛坊さんの主観卍開なので全てを鵜呑みには出来ないが、情報弱者である一般市民に『そんな裏が!』『その視点は無かった!』等の気付きを多数与えてくれて非常に面白かった。確かにマスコミは思想の影響モロ受けだし、特に利害関係には敏感だ。スポンサーの悪口を言うマスコミなんてほぼゼロだもん…忖度もするわな。2024/09/08
かず
19
★★★★Audible。2023/11/06
こちょうのユメ
12
2022年当時のメルマガに加筆・修正を加えたもの。著者は政治・社会問題に批判的な視点をもちつつ、左派嫌いのスタンスをとっている。大阪府と市の関係、年金制度、日本の経済・金融政策、工業技術開発の遅れなどについて論じる。なかでも報道関係者への批判や放送業界の裏話が興味ぶかい。おそらく著者は裕福な家庭環境に育ち、キャスターとして活躍し、恵まれた生活を送っているように見える。それにしては「アホ」という言葉が多用されている点が気になった。また、文中の「CT氏」は筑紫哲也、「OM氏」は小田実を指していると思われる。2025/02/16
templecity
10
辛坊治郎の著。マスコミは政治的圧力を受けている。選挙前の政治家のTV出演は限られていて、事前提出以外の質問もタブー。更問も含む。政策も官僚などの天下りも鑑みてコントロールされている。世の中の動向を反映した動きではない。そのため時代遅れの政策がまかりとおる。自動運転が遅れているのは官僚がコントロールできなくなって利権を失うから止めている。等々 2023/06/28
newman
10
面白かった。日本がいかに特定の人間、会社に対する利権に縛られているかと驚かされました。最後のところで車の免許を返納するなというのが、その考えにいたる経緯は違いますが結論が和田秀樹の著書と同じでした。和田秀樹氏は、実は20代の方が事故はよっぽど多いからとしていますが、辛坊さんは事故を起こさない車を作ることに対する役所の怠慢と利権、それに従ってしまう自動車会社に問題があるのだから高齢者が免許の返納など必要ないとしています。マスコミに振り回されないようにしたい。2023/05/10




