中公文庫<br> あたしとママのファイトな日常

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中公文庫
あたしとママのファイトな日常

  • 著者名:山本幸久【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 中央公論新社(2023/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122073128

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内容説明

人間関係、職場の不満、将来への不安――全部まとめて打つべし、打つべし! 

橘風花はキラキラヶ丘団地に暮らす、小学四年生の女の子。「ムカつく男子を一発殴りたい」というよこしまな動機でボクシングを始めるが、徐々にその面白さにのめり込む。そんな風花のひたむきさは周りのみんなに影響を与え、母の陽菜子の心も変わっていく……。「好き」という気持ちが世界を変える、母と娘のハートウォーミングストーリー!
『あたしの拳が吼えるんだ』を改題。
特別書き下ろし短篇「りんどうの花が咲いている」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

73
わたしもボクシングなどの直接的な格闘技に懐疑的な気持ちになってしまう部分があったのだけれども、この作品は、ある意味でその偏見を吹き飛ばしてくれる快作だと思う。あくまでも力と技を使うのはリングの上、正しいとか間違っているとか、はっきりした二分法じゃないんだよね。山本さんらしい独特のユーモアが終始続いて、楽しかった。2023/03/06

タルシル📖ヨムノスキー

27
2020年3月刊行の〝あたしの拳が吼えるんだ〟を改題し、スピンオフ短編を加え文庫化した本書。「血煙恍惚城」、「オバケデイズ」「ハラキリーズ」、そしてガリガリくんソーダ味など、山本作品の定番アイテムに加え宮沢賢治の〝よだかの星〟が一つの鍵となる。主人公の風香はボクシングで、母の陽奈子はコスプレの衣装作りを通してそれぞれ成長していく。短編は本編から2年後。主人公は風香がボクシングを始めるきっかけになった公平。舞台は川原崎花店。ついでにランくんも大活躍。この短編を味わうために〝花屋さんのいうことには〟も是非。2023/03/16

くろにゃんこ

26
今回は読み始めてすぐに気付いた「あたしの拳が吼えるんだ」を改題したもの(-_-;)でも文庫本特典の短編のために再読。ボクシングを初めてからが丁寧に書かれているが、場面場面はあっさりしている所が読みやすい。楽しみにしていた短編ですが…ん~ちょっと物足りなかった。2023/06/09

蕭白

13
文庫本おまけのお話が読みたくて購入。花屋さんも登場して、嬉しかったです。2023/04/18

hi

9
「あたしの拳が吠えるんだ」が文庫化されていたので購入。 とても面白かった。 ただ同業者としてライバル龍子の母親の橋本海の指導者、セコンドとしての無能さが気になってしまった。 「何打たれてんだバカ。」とか言う前に打たれないようにどう指示するかがお前の仕事だろと言いたくなる。 そんなのが教えるジムが人気で繁盛してるのはどうなのかな?と思ってしまった。2025/01/14

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