内容説明
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ちひろの描いたアンデルセンの世界。ファンタジーの名作をちひろの絵と言葉で再発見!――アンデルセン童話の世界に深く共鳴し、数多くの作品を描き続けたいわさきちひろ。『人魚姫』『赤いくつ』『絵のない絵本』など、くり返し描いた作品を中心に、アンデルセンの様々なお話の絵を一堂に集め、ちひろ自身が語った言葉や取材旅行記などと共に、人の世の真実を描いたアンデルセンへの思いを浮き彫りにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鴨ミール
26
いわさきちひろさんの絵が嫌いだったのですが、戦火のなかの子どもたちの絵を見てから、その絵の素晴らしさがわかるようになりました。アンデルセンは私の好きな作家です。なぜ惹かれるのかは、この本のなかでちひろさんが書かれていることと同じ気持ちだと気がつきました。「人間の悲しいことを山ほど知っていたような気がします」2019/05/03
takaC
20
アンデルセンとちひろの組み合わせは当たり前の如く世の中に浸透しているけれど、そのルーツに少しだけ近づける一冊。2011/08/28
KiKi
4
この本は「講談社文庫」のラインナップなんだけど、文庫と言いつつもこれはカテゴリーとしては絵本の部類に入る本なんじゃないかと思います。 何せ、活字部分がほとんどなくて、8割がたが彼女の絵なんですから!(笑) KiKi が子供時代に手にしていた「アンデルセン童話」はいわさきちひろさんの挿絵ではなかったんだけど、大人になってからあちこちの本屋さんで彼女の筆による挿絵のついた「アンデルセン童話」をいくつも目にしました。 ただ残念なことにどの一冊もちゃんと読んでみた(と言うより眺めてみた と言うべきかしら?)2011/12/10
Mariamaniatica
3
私が子供のころ読んだアンデルセンの童話集にはすべてここにある作品が使われていました。今でも実家にありますが、今回初めてカラーで見ることができて本当に幸せ。紀行も楽しいけど、やっぱりこれは見て癒されるものかな~と思います。素敵です。2011/05/04
sige***
3
いわさきちひろのアンデルセンを巡る紀行文。あの儚い絵を描く人の素の部分に触れたみたいで嬉しくなった。ちひろの描くピンクが好きです。2008/10/03
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