内容説明
知られざる歴史秘話! 三巨頭の謀議の全貌!!――東アジア「最後の火薬庫」北朝鮮。その卑劣なまでの両天秤外交の起因となった朝鮮戦争の「真実」を旧ソ連、中国の極秘資料をもとに炙り出す。ソ連、中国、北朝鮮の野望史!!
●朝鮮戦争の休戦から50年以上経ったいまも、韓国には国連軍として米軍が駐留し、北朝鮮と対峙(たいじ)。南北朝鮮両国間の対立状態、“戦闘状態”は続いており、依然として、朝鮮半島における冷戦の構図は基本的に変わっていない。それどころか、これまでも北朝鮮が挑発的な言動を弄(ろう)し、一触即発の危機は消えていない。いま、再び北朝鮮の動きをめぐって、朝鮮半島を含む北東アジア情勢は危機的な雰囲気が高まっている……その構図を作り上げたもともとの原因は、朝鮮戦争によって形成されたといってよい。いま、その危機的な状況を作り出した朝鮮戦争勃発当時に立ち返って、当時の状況を分析してみる必要があるのではないか。
●封印された奇襲攻撃
●旦那と男めかけ
●追い詰められたスターリン
●社会主義失格の世襲国家
●マーガリン共産主義者
●回避された「日本占領」
●弄(もてあそ)ばれる中国
●幻の「金日成亡命計画」
●生贄にされた毛沢東と金日成
●独り歩きできない北朝鮮
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
活字の旅遊人
11
この3国のやりとりは、凄いな。「悪の」と言い切るのはどうかと思うが。
yoyogi kazuo
2
朝鮮戦争を巡る独裁者たちの駆け引き。人の命を統計的に処理できる精神の持ち主にしか縁のない世界だが、そのような役割を担う人間が必要であるのも確かなのだろう。但しこと朝鮮戦争に限って見れば毛沢東を悪と断じるのは躊躇われる。2021/01/19
無謀庵
2
朝鮮戦争開戦前から休戦まで、首領様・毛沢東・スターリンの思惑と、彼らの想定するアメリカ・日本の思惑が交錯する様子を描いて、そう難しくもないので面白く読める。しかし子供みたいなほど無邪気に突き進む首領様と、外面と台所事情の板挟みで困る毛沢東と比べれば、やはりスターリンが悪党の貫禄がある。2013/04/25
sheep book
1
共産主義というか自らを守るための醜い駆け引きの応酬です。その結果、犠牲だけは出し得るものはなしです。さらに台湾が防衛ラインとして機能するようになりました。2025/12/10
アブストラ
0
毛沢東が朝鮮戦争に乗り気でなかったどころか、スターリンにハメられて参戦せざるを得なくなったことがよく分かった。2016/08/30
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