朝日新書<br> 朽ちるマンション 老いる住民

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朝日新書
朽ちるマンション 老いる住民

  • 著者名:朝日新聞取材班【著者】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 朝日新聞出版(2023/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022952042

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内容説明

管理会社「更新拒否」、大規模修繕工事の水増し請求、認知症の住民の増加等といった、建物と住民の「老い」に直面した人々の事例を通し、マンションという共同体をどう再生していくのかを提示する。「朝日新聞」大反響連載、待望の書籍化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

55
愉しく読めると言った類ではない。近未来なんて小じゃれたものでもなく かと言って決して無視できる中身出ない事ばかり。もっとも戸建て住民や勝ち組の方々には縁がないとも。よく見かける機械式駐車場の維持管理は 他の案件でも有り得る暗い側面。同じく マンションのコアともいえる管理組合と管理員。自分が日ごろ見聞きしているとはいえ、頭の片隅ではやはり他岸の感覚でいたことを猛省する。住民が若く、子供が多く、交流が🎶イメージで進行する時間には起きえない問題が多発。もっとも高齢問題が世界に関する日本だから当然と言えるが。2023/03/18

TATA

40
マンション住まいなのでドキドキしながら読んだ。当てはまる箇所多数、読んでてホントに不安。終の住処にできるのだろうかと。管理会社を信じ切らないこと、コミュニティ活動は推進すること、まあそのくらい。勿論、大事なことって分かってるんだけれどもね。2023/05/08

mazda

16
夢のマイホームに夢はない、ということでしょうか。理事長という、火中の栗拾いをした人たちは、住民からの嫌がらせに辟易してマンションを去っていき、残った人たちに管理能力もなくマンションがどんどん劣悪になる悪循環。機械式駐車場も、住民の車離れから空きが多くなり、管理費用が莫大になってしまいます。といって壊すのも億単位の費用がかかり、持て余してしまう現状です。これは昔から言われていたことですが、ここに来て現実味を帯びてきた感じです。家族構成も変わり、自分の住みたい場所も変わるので、家は買わないべきでしょうか。2023/06/24

オカピー

9
築29年のマンションで管理人として働き、築28年のマンション住まいで今期、理事。ひしひしと感じる、建物の老朽化、住民の高齢化。避けて通れないが、中心となる理事会でどう方向付け、どう具体的に取り組んでいくか。自分達で決めていくことが大切で、決して管理会社任せにしない。2023/09/22

乱読家 護る会支持!

9
「マンションとは壮大な社会実験だ」と著者は書かれていますが、僕もそう思います。 年々上がっていく大規模修繕費に対して、住民はどんどんと高齢化。管理組合の役員は、皆やりたがらず、輪番制で回さざるを得ない。当初に組まれた修繕積立金では全く足りないので、増額のたびに総会でもめる。 マンションが建物として、あと何十年持つのかわからない。建物が老朽化していつ壊れるか分からなくなった時、住民に解体の同意をどうとっていくのか? 同じ村人としての自覚に欠けるマンションの住民たちなので、管理組合の役員は大変なんです。2023/04/24

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