内容説明
【第30回小川未明文学賞 大賞受賞作品!】
~引っこし先の不思議な大家さんが、
わたしにだけ教えてくれた「ひみつ」って?~
身近な自然、動物、家族を、大切にしたくなる。
カステラみたいにふわふわでやさしい、心あたたまる物語。
小学4年生のこのみは、拾った子猫を飼うため、お母さんと2人で住める「ペット可」の部屋を探していました。なかなか見つからず困っていたところに紹介されたのは、カステラのような見た目のアパート。そこの大家さんは、魔女なのではないかといううわさがある、ちょっと変わった人でした。
このみは、大家さんを「ざらめさん」と呼び仲よくしますが、ざらめさんには、とあるひみつが・・・・・・。不思議なことが起こるたびに理由をさぐっていたこのみは、ある日、ざらめさんの不思議な能力を見せてもらうことになるのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
122
クリーム色の壁にこげ茶の平らな屋根、カステラそっくりのアパート「みどり荘」に引っ越してきたこのみ。大家さんは生き物と仲良しなちょっと変わったおばあさんで…。大家さんの皿目さんがざらめさん、なるほど!ちょっとしんみり場面もあったけど、いろんな生き物たちとのふれあい、不思議な世界のお話に心が温かくなりました。コマツシンヤさんの絵にも癒やさます。小川未明文学賞大賞受賞作品。2023/01/02
☆よいこ
79
児童書。2年生~。このみは、ねこのルルと住むために母さんと一緒に〈カステラアパート〉に引っ越した。クリーム色のかべに、こげ茶色の平らな屋根のアパートで、大家さんは皿目(さらめ)みどりさん。このみは大家さんを「ざらめさん」と呼ぶ。ざらめさんは、独り言を言い奇妙な行動をするので魔女かもしれないと噂されていた。このみは、ざらめさんと飼いカメの千太郎の秘密を知る▽可愛らしいファンタジー。ペットと仲良く暮らす姿がいい。2022年刊2023/02/21
はる
59
小学4年生のこのみは、拾った子猫を飼うために「ペット可」のアパートを探します。そして見つけたのはカステラのような見た目のアパート。そこの大家さんは、魔女なのではないかといううわさがある、ちょっと変わった人でした……。優しく夢のある物語。大家さんの「ざらめ」さんが魅力的です。飼っているカメの千太郎との関係も微笑ましい。ラストはちょっと大人にも響くストーリー。ざらめさんがこのみにだけ自分のことを話す場面もしみじみとして良かったです。2023/09/12
ぶんこ
43
助けた猫と一緒に暮らしたい葉村このみちゃん。そこは茶色の屋根に黄色の壁。まるでカステラのようなアパート。しかも大家さんの名前は皿目さん。このみちゃんは(ザラメ)さんと命名。私もここに住みたい。川田さんと代わりたい。ザラメさんは亀の千太郎を飼っていて、亀を通訳に動物とお話ができます。これも羨ましい。コマツシンヤさんの絵も可愛い。ほっこりする話の中で大学生の杉山君と犬のテツオの話が好き。杉山君の優しさとテツオの「どうだっ!」が最高。そしてラピス玉を見つけてくれた千太郎ありがとう。2023/02/10
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
38
子猫のルルが飼えるアパートにお母さんと引っ越した小4のこのみ。外見がカステラのようなアパートで、大家さんはざらめさん。癖が強く不思議でご近所さんからは変な人と思われているざらめさんだが、本当は心優しく、ペットの千太郎との関係がいい。素敵なファンタジー。小川未明文学賞大賞受賞作。2023/09/03




