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内容説明
日本の基幹産業であった重厚長大産業の国内製造工場に逆風が強まっている。工場閉鎖ラッシュで特定の大規模工場への依存度が高い地域経済にとっては大打撃だ。工場からの税収減だけではなく、雇用の維持や人口流失は地域経済を縮小させていく。このような構図は、日本のあちこちで増えていく。脱炭素や資源高、人手不足、経済安全保障など「新たな六重苦」が製造業を襲うなか、これからの日本経済を支える構図を組み立て直す構想力は見えてくるのか。
本誌は『週刊東洋経済』2022年3月26日号掲載の28ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。
目次
製造業を襲う“新六重苦”
市内生産の9割消失 和歌山・有田の苦悩
INTERVIEW 「閉鎖は仕方ない、でも雇用を守ってほしい」(仁坂吉伸)
下関・地域活性化の厳しい現実
産業誘致難しく進むふるさと納税依存
【自動車】脱エンジン最前線の試練
【電池】車載電池 国内生産の高い壁
【鉄鋼】日本の鉄が生き残る道
【石油化学】川崎臨海部を脱炭素拠点に
INTERVIEW 「脱炭素でコンビナートは変わる」(橘川武郎)
【造船・重工】止まらない造船業の縮小
【半導体】TSMC・1兆円投資の夢と不安
日の丸テレビ・敗戦が示す教訓
COLUMN 原点の“小屋”移設 日立の選択
INTERVIEW 「構想力の欠如が製造業を没落させた」(寺島実郎)
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