徳間文庫<br> 沈黙の目撃者

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徳間文庫
沈黙の目撃者

  • 著者名:西澤保彦【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 徳間書店(2023/01発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198948191

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内容説明

世話になった先輩の死体を前にして、塙反は頭をひねる。なぜここに、ビールとビールグラスが置いてあるんだ……。ビールグラス、マグカップ、タンブラー。見慣れぬコップを見つければ、不思議な事件のはじまりはじまり。新感覚の特殊設定ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おうつき

22
特殊設定を用いた連作短編ミステリ。「沈黙の目撃者」「まちがえられなかった男」までは割合シンプルなミステリだったが、三つ目の「リアル・ドール」から少し趣が変わってくる。著者の持ち味の一つでもある性愛を交えた異常な物語に苦笑い。そこからブレーキが壊れたようにぶっ飛んだ方向に突き抜けていったのが面白かった。それでも荒唐無稽にはならずミステリとしての論理はきちんと成立しており、唸らされた。解説にある数学的なクールさではない、病的な人肌の生温かさ、という表現がしっくりきた。2023/08/20

hnzwd

15
亡くなった人の遺骨で作ったコップに飲み物を注げば死者と対話ができるという設定が貫く短編集。ほっこり系と思わせておいて、どんどん特殊なフェチの方向に進んでいくのもまた西澤作品か。2024/10/30

年中古本派・文花

10
前半二作は、まともなミステリ。三作目から、異常性が増してくる。18禁西澤再誕!w「両性具有迷宮」(後に改題して「小説家 森奈津子の妖艶なる事件簿 両性具有迷宮」)や「彼女はもういない」(後に改題して「狂う」)のように、やりたい放題!18禁西澤苦手な人は、御用心。2023/03/24

アオノ

6
霊的な要素のある特殊設定ミステリー。なんだけど、3話目から作者お得意の変態性暴力描写が全開になります。私も人並みにはエロい方ですが、流石に引く。えちえち、くらいのレベルが好みなので、これはハード過ぎるよ…直視できません。西澤がちょいちょいこういうの書いてくるって事は、それなりにニーズあるんですかね。変態読者さん待望の作品。ミステリとしては2話目が面白いです。ただ、既視感は覚えた。倉知淳あたりが似たようなネタ書いてなかったかな?いずれにせよ、ハード過ぎるエロ描写の無い西澤作品が読みたいです…2023/01/25

Kom

3
前半は良かったが、後半の展開がちょっと。2024/09/21

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