内容説明
時代と芸を斬る“まくら”隋談
TV・高座で世相と芸界の本質を
批判を恐れず喋る噺家あり。
師匠・立川談志の特異な視線を伝承する
全身落語家が、物事の本質を鋭く“笑い”に変える!
スマホで観る
立川志らくの超絶まくら
本文中のQRコードを読み取って、
立川志らく師匠のまくらを堪能する!
ひろゆきさんとは仲がいいので、対談したときに、
「もっともっと、落語を広めるには、どうしたらいいですか?」
って言ったら、
「志らくさんが大金持ちになって、それを世間に広めればいいんだ」
と、
「髪を染めて、もの凄いアルマーニの服を着て、それで、外車に乗って女の子をはべらかせて、そうすると皆が憧れる」
って、どういうことなんだ(笑)? そんなもんなんだ、世間の落語に対するイメージなんていうのは。
――『本当は落語なんか演っている場合ではない』2022年7月日第回立川志らく落語大全集国立演芸場『寝床』のまくらより
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuo Ebihara
1
志らく師は、2015年より国立演芸場で独演会を開いている。 国立演芸場が休館となり、今年は渋谷伝承ホールに会場を移す。 毎回3席で、16年かけて持ちネタ203席を全部演ろうという遠大な計画だ。 そこで2022年までに語られた時事ネタのマクラを纏めたのが本書。 前著『全身落語家』では、志らく流落語メソッドが語られており、その続編、進化系を期待していたら、全く違っていた。 副題の「時代と芸を斬る超絶まくら集」を見落としていた。 2024/01/24
OMO
1
面白さ:○ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×2023/08/17
endlessdiscover
0
新刊なのにAmazon kindle unlimitedでもう読めた。先週、国立演芸場に志らく大全集を聴きに行ったが、本と手拭いが売っていた。コアなファンは本を買うか。談志師匠ほどの毒はないが、いまのご時世じゃ仕方ないか。YouTubeも見ないといきませんかな。2023/01/14