小学館文庫<br> ふたつの星とタイムマシン

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小学館文庫
ふたつの星とタイムマシン

  • 著者名:畑野智美【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 小学館(2023/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094072198

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内容説明

あの頃のあの人にもう一度、会いたい。

 少し不思議なできごとが、思いもよらない結末へとあなたをいざなう。ひとつひとつの物語を大切に読みたいショートストーリー集。
●美歩が、あの頃のあの人にもう一度会うために乗り込んだタイムマシン(過去ミライ)、
●広文君の気持ちが知りたい、でも知るのも怖い(熱いイシ)、
●超能力で時間を操る中学生・大道がテレビ番組に出演することになり・・・(自由ジカン)
●一ノ瀬が会社で、ここではない何処かへと念じたら・・・(瞬間イドウ)など全7編。
2023年2月に刊行する『タイムマシンでは、行けない明日』と併せてに読むと、登場人物と時間が緻密に絡み合い、驚きの世界が広がります!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

64
待ちに待った文庫化『タイムマシンでは行けない明日』を読むために再読。タイムマシンがあって、時間や時空を操れる超能力者がいて、人間と見分けがつかないロボットが普及するパラレルワールド。便利さと引き換えに失うものもあり、あったらいいなが叶う世界でも幸せになれるとは限らない。今あるものを、今いる人をもっと大切しなければと思う。初読みのときと同じ感想だが、つい忘れてしまう。さあ忘れないうちに続けて明日へ。2023/11/21

スカラベ

48
「タイムマシンでは、いけない明日」は本編で、本書はそのサイドストーリー的な短編集。通常、サイドストーリーは本編の後に読むべきものかもしれないけど、実際の刊行順はこちらが先なので、まず読んでみた。近未来を舞台に、タイムマシンをはじめとして、ロボット、超能力、ドラえもんに出てきそうなアイテムなどが題材でいずれも心和むストーリーで読後感はいい。それぞれが微妙につながっていて、これを紐解いてピースをはめていくのも楽しいが、本編へと読み進むと、さらに意外なピースが現れ世界が広がっていく。この順番で読むのがおすすめ。2023/04/06

セシルの夕陽

47
ペア小説の1冊。どちらを先に読んでもよいらしいので、発刊が先行した本書から。近未来の設定ではないのに、超能力やタイムマシン、家庭用本格ロボットなどが出てくる7話の連作短篇集。不思議な現象を目の前にしても、全否定したり、驚き過ぎて失神したり(笑)というような描写はなく、登場人物たちは「まぁ、あるかもね」とスッと受け止めている。もしや、私の今いる時代のパラレルワールドの話?と想像しながら読んだ。登場人物のリンクもしているだろうと期待しながら、ペアのもう1冊へ進もう!2025/04/20

ダミアン4号

35
大学の研究室に置かれたタイムマシン…本物?と疑いつつ中学生の自分に伝えたい事があって半信半疑のまま怪しい機械に乗り込むと…“タイムマシンで行けない明日”のスピンオフ作品。タイムマシン物の魅力は時間をさかのぼって失敗を修正する事が出来たらという誰しも抱く願い…さぁいよいよ!というタイミングで入る妨害…そう簡単にはいかない…もどかしさと共に“便利な道具で今を変えようしても根本的な解決にならない”という事への“気づき”…これがあるから“タイムマシンもの”は止められないのかも知れません。軸足を“今”に置いて頑張ろ2023/08/23

のぼる

15
5年半前に単行本既読。 内容は勿論ほぼ忘れてるので、ちょっと不思議で、ちょっとほんわかする物語を楽しめた。『タイムマシンでは、行けない明日』も近々読みます。2024/03/19

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