感情戦略

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感情戦略

  • ISBN:9784296001057

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内容説明

★アメリカ発、ベストセラー!★
★なぜあの人は人のせいにするのか?★

 あなたには「どうしてもこれをした方がいい、あるいはやめた方がいいと分かっているのにできない」問題はありませんか?
 この本では、そういう行為を「自己破壊的行為」と呼んでいます。
 人が自己破壊的行為をしてしまうのは、「怠惰だから」でも「無能だから」でもありません。できないのは、もっと別のところに理由があるからです。そして、その理由を探さなければ生きる本当の意味はわからないのですが、結局できないまま人生を終える人も多いのです。
 自己破壊的行為をなぜしてしまうのか。それを覆い隠しているのは、感情です。
 本書には、感情がどれほど人間をさりげなく操るのかが書かれています。私たちは、「安心感」を求めてたり、過去に受けた傷を見ないようにしたり、はたまた自分が今味わっているつらい感情を見ないためなら、なんでもします。
 「自分の心の赴くままに行動するべき」だなんて、ウソです。なぜなら、人間は快適なところにいたがるものだからです。それが実は自己破壊的であるかもしれなくても。理性で決断し、戦略をたてる生き方が人生を最高にします。
 あたりまえのことですが、このあたりまえのことをすることが、どんなに難しいか。この本を読んで、ぜひ感情について、新しい知識をとりいれましょう。

目次

第1章
やればプラスになることをやらないことには、必ず理由がある
現実から目をそらしているとき、人は自分以外のものを「責める」 など

第2章
あなたが心から求めていることを探らないと、人生は悪化する
「感情」と向き合うのはとても怖い など

第3章
感情を呼び起こす状況を避けると慢性的な問題になる
ばつの悪さの背後には「恥」がある など

第4章 
「人生をがらりと変えてくれる」ものは存在しない
変化はがらりと起こるものではなく、マイクロシフトで起きる など

第5章 
成長のためには、過去の傷を未来へと断固として持ち越さない
トラウマを受けると、感情と記憶をつかさどる海馬が小さくなる など

第6章 
「状況に応じてかぶる仮面」に飲み込まれていないか
すばらしい自分とは「自分にはさまざまな強さや弱さがあることを分かっている人」 など

第7章 
心配は、「本当の問題」から気をそらすため
メンタルの強い人は、人生に向き合った経験が多い人 など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

20
ありとあらゆる手を使って感情はぼくたちの目を曇らせようと企む。勿論感情的になるということには良い面も悪い面もあるのだけれど、社会の一員として生きている中で「あまりにも感情的」な人間ってパージされてしまうことが多い(見覚えありませんか?) タイトルに示されるように理性的であることは至難の業だということをしっかりと自覚して日々を過ごすことが大切だよな。喜怒哀楽に浸るのは快楽なのだ。それはきっとみな同じなのだけれど、快楽に溺れてしまうと大抵の場合後悔することになる。セルフコントロールの意識と練習を積み重ねよう。2024/01/12

chie

16
原題は”THE MOUNTAIN IS YOU” 制覇するべき山は自分自身、という意味だろうと思う。自己変革のための心の持ち方などが書かれていて、現実的で説得力のある自己啓発書だと、私には思えた。やられた、と思ったところは、「人生の目的は、ひとつの仕事でもひとりの恋人でもなければ、ひとつの職種でさえもない」と言っているところ。「あなたの人生の目的は何よりもまず、ただここに存在することです。」個人的に、今の仕事が定年まで続けられるかどうか不安に思っていたのだけれど、この本を読んでいると、続ける覚悟が湧く。2023/07/01

まゆまゆ

15
やればプラスになることをやらないのには理由があって、無意識に自分で抑えつけていることが原因である。人の行動は感情に左右される。行動を変えるために必要なのは、深い怒りである。逆に自分の限界を怒りによって気づかなければ、変えるきっかけに気づけない、とも言える。行動の抜本的な原因と目的を理解すれば自分を変えられるが、その際には原因である感情と向き合わなければならない。2023/06/05

Bashlier

12
5/5 内向的努力家の方にぜひおすすめしたい作品。感情はコントロールすべきという風潮が強い現代、本作はあえて真逆の立場をとります。感情は全て必要なもので、私達に何が必要なのかを伝えている、その声に耳を澄ませるべきだと語ります。感情を暴走させがちなガサツな方には抑え込む鎖が必要なのかもしれません。一方、引っ込み思案でまじめな方にはその声に身をゆだねてみる勇気が必要なのかもしれません。内容だけでなく、社会とは真逆の主張を丁寧に語る姿勢までが素晴らしい秀作です。2023/03/05

きむか

4
感情を抑えたい。コントロールしたい。一度でもそう思ったことがある人に向けて書かれた一冊。そもそも感情とは何か。感情は抑えるべきか、コントロールすべきか。そもそも自分の意志で、自由に感情に干渉できるのか。今後の人生を豊かにするための気付きを『感情』という切り口から考えさせられた。2025/03/17

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