ダッシュエックス文庫DIGITAL 皇子に転生して魔法研究者してたらみんながリスペクトしてくるんだが？

著者名：なんじゃもんじゃ【著者】/卵の黄身【イラスト】

集英社（2022/12発売）

• ISBN：9784086314916

内容説明

フォンケルメ帝国の第11皇子として生まれたゼノキアは、なぜか暗殺者によく襲われる。生まれてすぐに暗殺未遂に遭ったのを手始めに何度も命を狙われるが常識外れにすごい魔力によって凶刃から逃れてきた。そんなゼノキアには ある秘密があった――！　帝国史上最強と称された第三代大王がゼノキアの前世。常に戦場で先頭に立って圧倒的な魔法で敵を倒してきた！　そんなゼノキアは転生後も規格外な行動を開始！　暗殺回避のために魔法の他に、毒や薬の研究まで行い、その才能を発揮する！　見向きもされないはずの第11皇子が宮廷中から注目されるようになる…!?　圧倒的な魔力を誇る転生皇子の常識外れな英雄譚開幕――!!／第2回集英社WEB小説大賞奨励賞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[alleine05]

なろうでおなじみの転生ものだけど異世界転生ではなく現地産転生もの。大昔の大王が子孫の皇子に転生したという設定なので人の上に立つ立場にもすぐに適応できるのは納得しやすいところ。反面、前世の知識をいかした活躍などはあまりなく、前世設定は単に子どもなのに大人びた思考ができる理由付けにしかなっていない印象。まあまあ安定して楽しめたのだけど、皇子という立場だからかはっちゃけぶりが足りなかった気が。それと幼いころから命を狙われていてだれの仕業かと調べていたのに結局この巻では明らかにならなかったのが消化不良な感じ。

2023/01/06

[リク@ぼっち党員]

転生俺TUEEEという言葉で浮かぶイメージ通りの作品。研究者と言いつつ文武に優れてるので、あんまり研究者らしくは感じなかったけど。あと皇子の立場とはいえ貴族がこんな子供に従うか？と思ったが、暗殺者差し向けても返り討ちにする程の実力を見せられれば保身に走るか。実力と人間性でバッサリ線引きする主人公なので、武官タイプには好かれそうだし。今のところトントン拍子に進んでるけど、今後はどうなるのか。

2023/01/05

[尚侍]

とっても面白かった。良い意味で主人公が偉そうなのが良く、皇族らしく上から目線できちんと下に対して接しているのが良かったですね。最近は立場が上であってもへりくだった態度を良しとする作品が増えているように感じるので、本作のようにきちんと偉ぶる主人公は評価したいと思います。物語の最終的な落としどころがまだ見えないので、今後どういう方向に進んでいくかわかりませんが、この主人公であれば面白い展開に進むのではないかと思うので、もう少し続きを読んでみたいですね。

2022/12/29

[フジ]

帝国史上最強といわれた王が死後、自分の子孫に転生するお話。頻繁に暗殺されかかりますが、前世の経験やら、知識やらで魔法を研究したり、戦闘したり順調にのし上がっていきます。面白かったです。やられたらしっかりとやり返す様はスッキリします。続きも楽しみです。

2023/02/02

[菊地]

同一世界転生もの。派手さは無いけどしみじみと面白かった。

2023/01/12