起死回生 東スポ餃子の奇跡

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起死回生 東スポ餃子の奇跡

  • ISBN:9784295204558

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内容説明

※本書はリフロー型の電子書籍です。

【非常識すぎる! 新業態を立ち上げた驚異の復活劇】

本書は、かつて「日付以外、正確な記事はない」と揶揄された東スポ(東京スポーツ)が、そのポジションと愛すべきキャラクターを見事、逆手に取り「東スポブランド」を確立して復活し、奇跡を成し遂げたビジネス指南書だ。それは、しつこく最後まで諦めなかった男たちの物語でもある。

スポーツ紙が危機的状況に晒される中、大手一般紙傘下とは無縁の東スポが生き残りを賭けて起死回生の大勝負に打って出た。これまでの新聞業態とは縁もゆかりもなかった食品業界に、餃子、唐揚げ、ポテトチップスで事業参入を図ったのだ。その裏にあったのは、大リストラを経て学んだ血まみれの教訓だった。
これ以上、社員を犠牲にしたくない。社員を守るため、会社を存続させるために一人の幹部社員が腹を括って動き出した。プロジェクトを立ち上げた当初は、社内はもちろんのこと、他社からの批判や中傷にも晒された。それでも諦めずに、時間をかけてプロジェクトの有効性を訴え続け、今や、その売上は年間1億円に拡大しようとしているという。
東スポブランドを最大限活用し、紙面でもPRを展開。自社での商品在庫を一切抱えないという、実は手堅い事業プラン。

東スポにビールと餃子。この組み合わせがウケないはずがない! 
その予想はまさに本命、鉄板だった。

〈本書の目次〉
第一章 大リストラの嵐
──そのとき、東京スポーツに何が起こったか?

第二章 異業種転換と新たなる船出
──東スポの挑戦とプロジェクトの全貌「餃子大作戦」

第三章 敵は身内にあり
──若手社員の心をつかむには

第四章 不退転の決意
──いいたいヤツにはいわせておけ!

第五章 人は城
──東スポだからチャレンジできた発想の逆転

第六章 生き残りを賭けて
──紙メディアの衰退とネットメディアの隆盛

〈プロフィール〉
岡田 五知信(オカダ サチノブ)
早稲田大学卒。徳間書店『週刊アサヒ芸能』編集部や新潮社『フォーカス』編集部で編集記者を経て1992年に在京キー局に中途入社。バラエティー番組や情報番組、特番などでディレクターやプロデューサーを担務。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobu23

4
東スポが紙媒体の苦境から突如始めた、冷凍餃子の販売の裏側を描いたもの。 ブランドビジネスとして、在庫を持たないなどおちゃらけたスポーツ新聞の雰囲気とは異なる話がギャップがあって面白い🤣2023/04/29

spike

2
東スポ餃子のことをうかつにも知らず、どんな本なのか本当にビジネスとして成り立ってるのか興味津々だったが、そこではなく、とても気持ちのいい人たちの奮闘が実に読んでいて心地よい。小説かと思うくらいいい本。真っ当なメディア論も織り込まれている。2023/02/23

Kuliyama

1
作者が知り合いで手にして、興味深く拝読しました。 東スポの起死回生を祈っています。2024/04/04

ヤエガシ

1
昔、ジェフ・ジャービスが新聞社は商売を多角化していかないと的なことを言ってましたが、在庫を持たずブランドを活かすという東スポ餃子は「まさに」という戦略なのかも。 餃子、ポテチ、唐揚げと来たので、次はトクホのノンアルビールとかかな。2023/07/14

土偶

1
表紙は東スポカラーで一瞬手を取るのを躊躇したが、真っ当なメディア論、ビジネス論本。別会社だが佐々木蔵之介実家もこのビジネスモデルに関わってるとは。2023/03/11

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