文春e-book<br> 恩讐と迷走の日本政治 記者だけが知る永田町の肉声ドキュメント

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

文春e-book
恩讐と迷走の日本政治 記者だけが知る永田町の肉声ドキュメント

  • 著者名:青山和弘
  • 価格 ¥1,223(本体¥1,112)
  • 文藝春秋(2018/04発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163908335

ファイル: /

内容説明

冷静さを失う首相、一瞬で消滅する野党第一党
日本テレビ官邸キャップが与野党の政治家たちの生の声から
赤裸々に描き出す、あまりに歪な日本政治の姿!


「まるで罰ゲームですよ。日本は滅ぶんじゃないですか」
昨年の衆議院選の最中、著者はそんな声を耳にした。
確かに、2017年の日本政治は異様だった。こんなに混乱し、節操がなく、今後の日本の政治に不安を覚えた年はなかった。
――首相夫人が親しい不可思議な学校法人に、釈然としない国有地の値引き。前事務次官に「行政が歪められた」と告発される、首相の友人の獣医学部新設。そして政権打倒のためと森友・加計問題ばかり追及する野党に、感情的に反発して冷静さを失う官邸。秘書を罵倒するエリート女性議員。内定したとたんにスキャンダルで取り消される幹事長人事……。総理は政権維持のために突如解散に踏み切り、議員の生き残りのために忽然と消えた野党第1党、都政の傍ら国政進出を企む都知事。
「これは『罰ゲーム』なのか。罰ゲームならば、我々国民が何か罰を受けるに値することをしたというのか。日本政治はなぜこんなところに転がりついてしまったのか、そしてこれからどこへ行こうとしているのか」(「はじめに」より)

与野党を横断した取材、総理・野党幹部の赤裸々な肉声で活写する、政治ドキュメントの決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

18
2017年における日本政治の動向を振り返った一冊で、非常に好感の持てる構成になっている。凡俗な政局本は、周辺情報を省略して描写しているため、時をへだてて読んだ者や日頃それほど政治に興味のない者にはチンプンカンプンな内容になりがちだ。翻って本書は、17年の政局がどうだったのかを逐一復習しながら取材記録を開陳しているため、読者に優しい仕上がりとなっている。 「出会い系風俗店に”実地調査”のために潜伏していたのはどこの事務次官だったっけ?」 そんなオイラと同じくらい忘れっぽいけど向上心はあるノンポリにお勧めだ。2018/07/26

むとうさん

2
去年の政治・国会動向の復習本という感じ。キーパーソンは安倍総理に加え当然枝野さん。森友・加計問題の発端から都議選、民進党代表戦、解散総選挙まで。記者系の政治本は最近好きでよく読むのだけど、このひとはテレビ屋であることもあってか、若干見えているものが違う印象(よく読む人は新聞か通信社系が多いので)。良くも悪くもワイドショー的なのだよね。テレビのニュース生出演とそのインタビューは政治にとって非常に重要なんだと改めて。しかしここまで政策論争が出てこないのはちょっと悲しくはなってくる、それも含めてこのタイトルか。2018/06/23

しおパパ

0
知人に勧められて読みました。ニュースではわからない、政治家の人柄が垣間見られて興味深いものだった。2019/07/17

Akio Kudo

0
★★★★ ちょっと首相に近付きすぎではないかと言いたくなるが、リアルなドキュメントは読み応えあり。2019/06/25

チャーリイ

0
枝野さんの政権奪取後の見通しがかなり楽観的なのがのぞけたのが収穫。2018/06/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12749937
  • ご注意事項

最近チェックした商品