Kラノベブックス 異世界メイドの三ツ星グルメ 現代ごはん作ったら王宮で大バズリしました

著者名：モリタ【著】/ｎｉｍａ【イラスト】

講談社（2022/12発売）

• ISBN：9784065290477

内容説明

異世界に生まれかわった食いしん坊の少女、シャーリィは、ある日、日本人だった前世の記憶を取り戻す。ハンバーガーも牛丼もラーメンもない世界に一度は絶望するも「ないなら、自分で作るっきゃない！」と奮起するのだった。
そんなシャーリィの噂が広がり、ある日、王宮で働かないかと誘いがくる。豊富な食材、豪華なキッチン設備に目が眩み、王宮に向かったシャーリィはメイドとして、国王に代わり国を治めるウィリアム王子に「おやつ」を提供することに!?　クラシカルなお菓子ばかりの中、現代の料理を再現したシャーリィのおやつは王宮に波乱を巻き起こす！　モリタ×nimaが贈る王宮お料理バトル開幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しぇん]

KindleUnlimitedで。珍しく異世界転生設定うまく使われているなぁと。異世界で日本の食事を再現したい執念で行動していたところ、王宮のおつきになって、と。ただ、王子様。健啖家の一言で片付けられてますが、どう考えても糖尿病の早死にまっしぐら、としか。異世界なので体が違うんだろうと思うことにしましたが

2023/08/30

[きか]

ある日現代日本で生きていた前世の記憶を取り戻した食いしん坊娘のシャーリィ。前世で愛していた食べ物の数々をどうしても食べたいという並々ならぬ食への欲望を原動力に黙々と料理研究に励んだ結果王宮のおやつメイドに抜擢。とにかく出てくるおやつ全部が美味しそうで食べたくてたまらないのとシャーリィのキャラクターと食い意地が面白い。自分の為の料理だったのが、おぼっちゃまのおやつ時間を通して誰かに喜んで食べてもらえる幸せに気づいて奮闘するのも微笑ましいところ。今後の美味しいメニューとストーリー展開にも期待したい。

2024/08/12

[なぎ]

前世で食いしん坊だった主人公・シャーリィが生まれ変わった異世界でメイドとしてウィリアム王子におやつを作ることに。明るく自分の好きなことに一直線なシャーリィが読んでいて気持ちいい。今まで自分の為に料理をしていた彼女が、いつしか王子の為に一生懸命料理をする成長の変化も分かりやすく描かれている。そして何よりウィリアム王子が可愛い!婚約者そっちのけでシャーリィに懐いてますが、これ王子が姉離れできずにシャーリィが結婚しないパターンか王子とラブコメになったりするパターン？いやどんな結末でも2人が幸せならそれでよし。

2023/01/09

[fap]

タイトルはもうちょっと内容に則してほしい。 料理人でもなく菓子職人でもなくおやつ係。 王子を楽しませる役目の一人、という立場がいい塩梅になっている。 この世界の住人の味覚は現代日本人寄りなので、餡子の登場は近いと予測する。

2023/04/09

[菊地]

主人公が王宮に呼ばれる経緯や、「おやつ係」というポジションの存在理由などのディテールの甘さは随所で感じたけど、異世界グルメものとしての基本線は抑えているので期待値低目で読めばこれはこれで、とは思う。

2023/01/02