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内容説明
人見知りで口べた、まともに異性と話せなかった著者が、アンダーグラウンドの世界に潜り込んで、いつのまにかインタビューしたAV女優、風俗嬢は800人!どんな大物、悪党、美女、強面も著者には、なぜ心を開いてしまうのか。その秘密は長年にわたって工夫を重ねてきたしゃべりの技術にある。多くの具体的な例をあげて、誰にでも応用できる形ですべて公開。難攻不落な相手の口説き方、論争の仕方、秘密の聞き出し方など、今までどんな本にも書かれてなかった超インタビュー術。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
14
心を開くには好奇心が1番大事ということが1番伝えたいことなのかもしれません。人見知りだったと著者は話してますがとても人見知りだったとは思えないです。かなりの度胸があると思いました。個人的にはアルコール依存症の友人が言い聞かせる言葉を変えたというエピソードが面白く拝見することができました。2016/12/20
ブロッコ・リー
13
How to本を期待して読んだが良い意味で期待を裏切られた。著者のインタビュー記録からエッセンスを抜き出している本。誰しも相手に話を聞いてもらいたいものだとは頭でわかっていても中々実践に移せない。こっちも話を聞いて欲しいからだ。著者はインタビューアーだからどんどん話を聞くがその姿勢はおそらく日常的に別け隔てなく発揮されていたのだろうと思う。そうでなければテクニックに堕してしまいここまで魅力的な取材はできなかっただろう。2010/02/22
ジョニーウォーカー
11
読友推薦本。かつて長嶋茂雄は打撃の極意について聞かれ「来た球を、パッと打つ」と答えたとか(笑)。人に何かを教えるうえで、体系的な方法ではなく、感覚や心構え、さらにいえばコツのようなものとして伝えた方が、ときに上手くいくことがある。本書のように生身の人間同士のコミュニケーションとなればなおさらだ。著者のこれまでの取材経験を通して語られるさまざまなエピソードには、そんな人心の機微を掴むための確かなヒントが溢れている。メモなんて取らず、ただ耳を傾けよう。ノウハウを超えた“生の技”がそこにはある。2010/04/12
B.J.
4
●人間というのは、自分の話を聞いてもらいたい欲求がある。人間にとって、一番つらいのは、自分の存在が無視されたときです。人間の行動のほとんどは、自分の存在をアピールすることに費やされる。自分が士っているまわりの人からある日、自分の存在を無視されてしまったら、精神的バランスを崩してしまう。 ●女性がおしゃれをしてきたポイントを賞賛しないのは、男の値打ちを下げることでしかない。身につけている些細なものでも質問することは、不幸な話をなかなかしてくれない女性の口を開かせるきっかけ。・・・本文より2020/03/04
桂けい
4
タイトルに技術とはあれども、他人に対する関心が対話にとって必要である事を教えてくれる一冊でした。 個人的には、代々木忠監督の『星は見えているんだけど、見えていない。生きていくことは星が見えていることに気づくこと』の言葉があ印象に残りました。2016/03/06