光文社文庫<br> ifの迷宮

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光文社文庫
ifの迷宮

  • 著者名:柄刀一
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 光文社(2022/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334734695

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内容説明

とっくに死んだはずの人物の遺伝子が、殺人事件現場から発見されたら!? 遺伝子治療や体細胞移植を手がける最先端医療企業・SOMON(ソーモン)グループ。その中枢を担う宗門家(そうもんけ)で、顔と手足が焼かれた女性の死体が発見された。現場のDNA鑑定が示したのは、“死者の甦り”という肯(うなず)きがたい事実だった──。読者を謎の迷宮へ誘う本格推理の真骨頂!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

65
近未来を舞台にした、遺伝子を題材にした医療ミステリーとでも云うべきか。障害者や遺伝的弱者に向けられる、温かい言葉は作者の心の思いだろう。ミステリー以外に語られるテーマが多すぎて、大切な内容だけにひとつの作品にするには勿体ないと思う。ミステリー部分は、身元の不確かな人物の遺体から取られた遺伝子が、何年も前に亡くなっていた人物の遺伝子と一致するというもの。DNA鑑定の盲点をつき、死者が実は生きているのではないかと、思わせる展開は面白い。近い未来に問題になるであろう倫理観を、鋭く正確に物語に練り込んだ秀作です。2016/04/22

佐島楓

27
14年前の作品だが、遺伝子検査の近未来を(おそらく)ほぼ的中させてしまっている。それだけではなく、本格ミステリの要素もしっかりとしている。メッセージ性もあり、強い力を放つような作品。2014/09/05

mazda

26
内容が重くて、なかなか頭に入ってこない感じでした。遺伝子に関連した話で面白かったのですが、残念ながら途中断念…。いずれ再読したいと思います。2014/12/16

kaida6213

25
長編ミステリ。遺伝子を題材にした近未来小説。適度などんでん返しもあり読んでて飽きない。良作。 著者の違う本も読んでみたくなった。2015/06/21

yuu@mayu

21
『☆☆☆☆』色々と説明が少々クドイ。それでも本格ミステリーだけあって引き込まれる要素は多分にあり、かなりの熱量を持って書かれたと感じられる力作です。2016/03/20

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